空き地に太陽光発電を設置する場合注意すべき点は何があるか?
空き地に太陽光発電を設置して、産業用で運用したいという方は多くいらっしゃると思います。
折角所有している不動産、でも使い道がなくて宝のもちくされ、不動産は資産といいながら、ただ固定資産税がかかるばかりで、まったく有効活用されていないばかりか、お金の無駄遣いになっていた。
そんな方にとっては、太陽光発電は最後の切り札ともいうべき有効活用になります。
例えば、JRなどの大手企業で遊休土地=空き地をたくさん所有している企業などは、2013年度多くが産業用太陽光発電を導入して収益を上げています。オリックスなどの金融会社・資金が豊富にある企業は、地方の土地を安く購入してメガソーラーを建設しているケースも多くあります。
2014年度もこの流れは継続しているいて、わざわざ土地を買って太陽光発電を設置する人まで出てきていました。 どうせ土地を買って設置するなら少しでも日照量の多いところがいい、そういって急速に太陽光発電建設ラッシュが起こり、電力会社の供給網が賄いくれないと判断されたのが九州電力です。→九電が新規買取を中止!今後どうなるか?|太陽光発電アドバイザー公式情報サイト
このように、空き地に太陽光発電を設置することは、非常に有効な資産活用方法ということができるわけです。もちろんこれらの大企業が運用するのは、非常に広い場所で規模も大きいですが、そこらに空いているスペース程度の空き地でも、十分採算性が合う程度の収益を得ることができるようになります。
ただし、産業用で太陽光発電を導入するには、10kW以上で設置する必要があり、50平米程度は必要になるでしょう。※50㎡は、現状もっとも変換効率が高いパネルを平らにぎゅうぎゅうに敷き詰めた場合で、空きスペースがない状態でになります。
※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。
空き地の状態をしっかりと確認することが必要
太陽光発電を設置できるかどうかは、空き地の状態をしっかりと確認することが必要になります。
なぜなら、太陽光パネルを設置して、最低でも10年以上運用することが必要になるからです。
屋外に設置されるものなので、常に風雨にさらされるものであり、劣悪な環境にも耐えられるよう設置工事を施工する必要があるのです。例えば、湿地のような状態でしたら基礎を固めることができず、地ならしをしなければいけなくなるかもしれません。
また、土地の種目が「農地」であれば、そのままの状態では太陽光発電を設置することができません。
種目を変更する必要が出てくるのです。→農地転用をご覧ください。
このように、土地の状態によって措置が必要になる場合があるので、きちんとした現地調査をした上で、導入するかどうかを判断する必要があります。
本当にそこで採算性があうかを確認することが必要
土地の状態によって、「必要となる措置が異なる」ということは、単に太陽光発電を導入する費用だけではなく、余分な必要経費が発生するかもしれないということです。そうなると、想定される必要収益に比して、初期費用が大きくなりすぎてしまうことも考えられます。
投資効果が薄いのであれば、太陽光発電を導入する意味がなくなってしまうのです。
そのため、しっかりと収益シミュレーションをして、検討することが大切です。
私が太陽光発電アドバイザーとしておススメしているのは、初期費用を10年で回収できるかどうかを判断基準とすることです。
10年で初期費用が回収できる見込みが立つのであれば、メーカーの保証期間なので損することはないと考えられるからです。※投資利回りで10%ということになります。
そのためには、必要な経費=初期費用を見積もってもらうことと、収益シミュレーションをしてもらうことが大切になります。
いずれにせよ、必要となる初期費用やランニングコストも踏まえて、しっかりとした収益獲得計画を立てましょう。
当サイトでは、空き地で産業用太陽光発電を設置して、しっかりと収益をあげていくために必要十分な情報を掲載しています。
空き地に産業用太陽光発電を設置することを検討されている方は、以下のページが役立つことと思います。
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