野立ての太陽光発電は遊休土地の有効活動の切り札です。
全国にたくさんある遊休土地。なんとか有効活用できる方法はないかと考えられる方は、多いのではないでしょうか?特に田舎に行けば行くほど、活用方法はないのが現状で、放置された田畑などどうしようもないのが実情ではないでしょうか。
そんな遊休土地の有効活用の切り札となるのが、太陽光発電の野立てでの設置です。
※現在、北海道、東北地方、四国地方、九州、沖縄では、電力新規買取制限がありますので、ご注意ください。詳しくは、九電が新規買取を中止!今後どうなるか?|太陽光発電アドバイザー公式情報サイトで、現状を詳しく解説しているので、ご参照くださ。ものすごく長くて文章量は多いですが、きっと今の状態を正確に把握するのには、お役に立てると思います。
野立てで太陽光発電を設置するってどういうことなんだろう?って思われる方も多いと思いますが、非常に簡単です。
一言で言うと、次のとおりになります。
遊休している土地に足場を築いて太陽光発電システムを設置する
※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。
太陽光発電を野立てしたらどんくらい価値があるのか?
初期費用と日当たりにもよりますが、日影条件が極端に悪くない限り、初期設備投資に対して、概ね年利10%は確保できることが想定されます。【具体例】
2013年に熊本市で野立て用の土地とともに53.3kWの太陽光発電を導入した事例です。
購入価格・・・1,899万円(税込) 売電価格・・・36円(税別)、37.8円(税込)
年間想定発電量・・・58,630kWh 売電収益・・・2,274,844円(税込み)
利回り・・・2,274,844円 ÷ 18,990,000円 =11.98%</p>
投資利回りとしては、決して悪くはないのではないでしょうか?
ただし上記は、2013年度に設備認定を受けた場合です。2014年度に新規で設備認定を受けた場合は、固定価格買取制度の買取単価が、32円/kwh(税別)に減額になっていますが、導入価格は、もう少し下がっているので、利回り的にはそんなに大きく変わらないと考えられます。※ただし、先にもお伝えした通り、現在電力5社管内では産業用太陽光発電の新規参入が規制されていますので、ご注意ください。
野立ての太陽光発電の導入を検討しようとする際に不安に思ったり懸念したりする事項としては、次のような事柄が挙げられます。
このいずれの不安も実際に導入しようと思われた方は、懸念されますが、きちんと検証することでクリアにすることができます。各項目をクリックしていただくと具体的に検証した部分が表示されますので、懸念される部分をクリックしてみてください。当ページ内の該当場所に飛ぶようになっていますので、このまますべてお読みいただいても問題ございません。
2012年度は、この固定価格が40円税別、2013年度は36円税別、だったので、相対的に安くなって利益が少なくなってしまったように思われる方もいると思います。しかし、電気の流通価格は一般的な家庭で24円/kW(税込み)程度ということを考えれば、非常に優遇されているのは間違いないでしょう。
上記の例で、売電価格を2014年度のものに置き換えると・・・。
【具体例2014年度導入Ver.】
2013年に熊本市で野立て用の土地とともに53.3kWの太陽光発電を導入した事例です。
購入価格・・・1,899万円(税込) 売電価格・・・32円(税別)、33.6円(税込)
年間想定発電量・・・58,630kWh 売電収益・・・1,969,968円(税込み)
利回り・・・1,969,968円 ÷ 18,990,000円 =10.37%
以上のように確かに利回りは落ちますが、それでも十分な利回りを得られることが想定されます。しかも、2014年度導入であれば、もう少し導入価格は安くなっているはずです。
初期費用が高額になってしまうのではないか?
設置する太陽光発電の容量に完全に比例しますが、概ね1kWあたり30万円程度から導入することができます。この30万円の中には、野立て太陽光発電システムを設置するすべての費用が含まれます。細かなうちわけは、設置場所によって異なりますので、個別の見積もりを取得することでご確認ください。
野立てで太陽光発電を導入する方はだいたい30kW~50kWまでが多いので、概ね1,000万円~1,800万円くらいで導入する方がほとんどのようです。
そして、稀に現金で導入する方もありますが、ほとんどの方は融資を活用しています。
金利はまちまちですが、以下のようなシミュレーションが成り立ちます。
50kWの野立て太陽光発電を1,500万円で導入したシミュレーション
標準的な日照条件の場所に設置した場合、
年間想定発電量は、55,000kWh、売電収入は1,848,000円程度となります。
・現金での導入の場合の年間投資利回り
1,848,000円(年間収益) ÷ 15,000,000円(投資資金) = 12.32 %
概ね7.2年で初期費用を回収できることが想定されます。
・年利3%の融資を受けた場合(元利均等・15年ローン)
1,848,000円(年間収益) - 1,243,044円(年間返済金) = 604,956円(年間利益)
設置後15年間は、年間約60万円の利益、それ以降5年間は180万円の利益を得られることが想定されます。
※以上はあくまでも概算です。初期費用、年間発電量は、業者や設置場所によって、大きく異なることもありますので、必ず現地調査を依頼して見積もりとシミュレーションをきっちりと取得されることをおすすめいたします。
本当にきちんと発電するのだろうか?
きちんとした優良業者が、現地調査をしてシミュレーションした場合には、ほとんど大きな誤差なく発電することが経験的に証明されているのでご安心ください。ただし、日影状況等によっては、そもそもシミュレーション自体の想定発電量は、採算基準を上回るほどの数値がでないこともありますし、そもそも初期費用が高額になりすぎてしまうこともあります。
・盗難や自然災害に弱いのではないだろうか?
太陽光発電モジュールの盗難は非常に大きなリスクです。また、自然災害に合う可能性も否定することはできません。家庭の屋根に取り付けることとリスク度合いは変わりませんが、それでもリスクとしてあるのは現状です。この場合は、保険を活用することで、リスクをヘッジすることができます。
自然災害について、メーカーによってはパネルに付帯していることもありますし、別途専門の保険に加入することもできます。盗難についても専用の保険が準備されており、販売店で簡単に加入することが可能です。これらの保険は、すべて損害保険に分類される保険です。
現在の損害保険は、いろいろなものが細分化されて付加したり外したりできるようになっています。
太陽光発電の場合は「企業総合保険」という保険で対応が可能になります。→太陽光発電の保険・盗難保険|自然災害など万が一のために
企業総合保険は、さまざまな外的な要因により、太陽光発電システムが損害を受けた場合に、保険金が支払われるものです。いろいろな名前で、東京海上や損保ジャパンなど、大概の損害保険会社が取り扱いしています。その補償内容はさまざまで、補償内容に応じて、保険料も変わってきますので、状況に応じて選択することが必要です。
ほとんどの産業用太陽光発電の販売会社であれば、損害保険も取り扱いしているので、購入した際にアドバイスをもらって必要であれば、最低限度かけるのも手です。ちなみに保険料は、補償内容によって変わりますが、補償対象の補償金額によって変わります。大体、補償金額の0.3~0.4%くらいを目処に考えていればよいと思います。
補償内容は、次のようなものがあり、いくつかグループはあるのですが、チョイスできるのが一般的です。
- 火災、落雷、破裂・爆発、風災、雹災、雪災
- 給排水設備事故の水濡れ等騒じょう、労働争議等
- 車両・航空機の衝突等
- 建物の外部からの物体の衝突等、
- 盗難、水災、電気的・機械的事故
- その他偶然な破損事故等
ただ、意外と太陽光パネルは盗難されにくいのが現状です。なぜなら、発電設備なので盗難すること自体が感電の恐れがあり、非常に危ないからです。
・メンテナンス費用がたくさんかかるのではないか?
販売店が無料で点検してくれることもありますが、パネル面の清掃なども合わせると、年間数万円程度はメンテナンス費用が必要となります。しかし、得られる利益から考えると非常に僅かな出費となるのは間違いありません。
得られる利益にもよりますが、計算してみたらわかりやすいですよね?例えば、先の例で考えますと。年間収益180万円のうち仮にメンテナンスに10万円かかっても収益は170万円あることになりますので、基本的には誤差の範囲で収まるといってよいからです。
・野外のため設備の劣化が早いのではないか?
太陽光パネルは、そもそも屋外に設置されるように作られていますし、パワーコンディショナーや接続箱などもきちんと風雨を防げるように、設置されますので、自宅に設置するのと条件的には何もかわりません。2014年度は野立て太陽光発電へ投資する最大のチャンスです。そして、遊休土地を所有しているか賃貸されている方だけが得る権利がある、国がバックアップする限られた方のみが享受できるチャンスです。
もし、遊休土地を所有されているのでしたら、見積もりとシミュレーションを取得した上で、検討されることをおすすめします。
年度末になってからバタバタと見積もりをとっていたのでは、期限内に間に合わなくなる可能性があるからです。実際に、2012年度末に検討をはじめて、申請が間に合わず2013年にずれ込んだために、売電単価が42円から37.8円へと約4円も下がって涙を飲んだ方もいます。さらに2014年度にずれ込んで、4円下がった方もいます。2015年度にずれ込んで再び涙をのまなくてもよいよう・・・今すぐ、行動を開始されることをおススメいたします。※一部地域では、もはやそのチャンスを獲得できなくなっています。先にお伝えした九電ショックの影響でです。
とにかくまずは、産業用太陽光発電についてはしっかりと知識を深めてください。産業用太陽光発電で絶対成功する秘訣カテゴリ内の記事をご覧いただくと大概のことは理解できるようになります。そして、【野立て太陽光発電で多数の実績を持つ】安心優良な産業用太陽光発電施工!見積もり依頼をかけてください。 《公式/全国対応》豊富な実績!無料で産業用太陽光発電見積り!にてご確認ください。詳細を解説してあります。
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