ただ安ければよいのではないからこそ大切な値引き交渉
どうせ同じ太陽光発電を導入するなら、できるだけ安く設置したい! そう思うのが人間の性というか、本音というものですよね。
でも、だからといって粗悪な工事をしてもらっては困るし、思ったような発電量を得られないのも困る・・・。
ここでは、できるだけ安く、かつ本当に安心できる質の高い工事で、設置場所にあった太陽光発電を選ぶためにすべき値引き交渉について解説します。
導入して終わりではなく、10年、20年と長期にわたって発電した利益で、はじめて導入して成功したといえる太陽光発電だからこその交渉術です。
これだけは、絶対に抑えたい太陽光発電導入の基本!
太陽光発電メーカー、製品、販売店、本当にたくさんの業者があります。
あなたは、その中から、立地的な制限は受けるにせよ、自由に販売店やメーカー、製品を選ぶことができます。
もちろん製品によっても、メーカーによっても、さらに販売店によっても、太陽光発電の価格はまちまちで、逆にどれを選ぶのがベストか分かりづらいことでしょう。
その分、ちょっとした手間をかけることで、あなたの設置場所にもっとも適したメーカーの、もっとも適した製品を、もっとも安心できる販売店から、もっとも安く導入することができるようになります。
ただし、絶対に抑えておいて欲しいポイントがあるのです。
ただ、安いからといってメーカーや製品はもちろん、販売店を決めてしまっては、後で余計な費用がかかったり、トラブルに巻き込まれて帰って手間がかかったりするリスクがあるからです。
【どうしても抑えておくべ5つのきポイント】
- 太陽光発電は、設置場所によって適している製品が異なる
- 導入価格ではなくて、費用対効果が大切になる
- しっかりとした設置工事でなければ、元も子もない
- 同じ製品でも販売店によって価格は異なる
- 販売店とは長いお付き合いだから良好な関係をつくること
この5つのポイントを抑えることで、きちんとした太陽光発電の導入をできることになります。
その上でできるだけ安く導入できるよう値引き交渉を展開して頂きたいと思います。
太陽光発電の価格に含まれている要素
では、太陽光発電の価格はどうのようなことが積み重なってできているか、価格の構成をまずは確認しておきたいと思います。
価格は、それぞれの販売店によって異なりますし、若干ですが要素についても違いはあると思います。
しかし、基本的には世の中に流通している商品と同じような構成になっています。
- 太陽光発電システム一式の仕入れ価格
- 太陽光発電の工事費用
- 販売店利益
- 施工店利益
- 営業・広告経費
- 事務・事務代行経費
最低でもこれらの金額が積み重なって太陽光発電の価格になります。
販売店が、このうちのどれを削って値引きできるのか、しっかりと考えておくことが必要です。
なぜなら、値引き交渉する前に必要になるのは、「販売店の立場にたって考えること」だからです。
当然、赤字になるくらいであれば、販売店は値引きをしません。
また、業者によっては、値引き分を工事にかける費用を安くすることで、受注を取ろうとするかもしれません。(だから、優良な販売店を選ぶ必要が出てくるのです・・・。)
これらを踏まえて、具体的な値引き交渉をしていきましょう。
人間関係を良好に、でもドライに!
値引き交渉をするうえで大切になることは、先にもお伝えしましたが、何よりもまず相手の立場にたって考えることです。
※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。
当然、販売店も一生懸命仕事してお金を稼いで、従業員や家族を守らないといけないと思います。また、お客さんを継続的にフォローし続けるためには、倒産しないよう、利益を得続けなければいけません。
そういう意味では、絶対的に利益は一定以上は確保しないといけませんが、一方で、顧客も獲得しないといけないということです。
また、販売店の方も人間ですから、好感を持てる人にはできるだけよい条件を提示したいでしょうし、将来的にも末永く良好な関係性を継続したいと考えることでしょう。
だからといって、導入するあなたが情をかけて高く買う必要もありません。
きちんと販売店の方の人格を尊重し、思いやりを持って接しながら、条件面では、ドライに交渉していく必要があるのです。
しかし、太陽光発電の価格を構成する要素を考える時に、それぞれがどれくらいの妥当性があるかを知ることはできません。
知っているのは唯一、販売店だけだからです。
どうすれば、価格の妥当性や、販売店が提示できるギリギリラインの価格を引き出すかというと、同業他社との価格比較=つまり、相見積もりしかないということができます。相見積もりは、業者が多ければ多いほど、選択肢も増えて、安くなりますが、当然業者が増える分だけ、手間も増えることになります。
そのことを勘案すると、最低3社以上からの見積もりを取ればよいということになります。(あとは、手間を考えて数をコントロールする)
一括見積もりサイトなどでは、一気に複数社見積もりを取得することができますし、最初から相見積もりだということを前提に話が進みますので、値引き交渉していくには必須の作業となります。
また、見積もりに含まれる工事内容が妥当であることを前提に比較するためにも、安心できる業者から見積もりを取得することが大切になります。
ポイントは、できるだけ広く選択肢を広げて、狭く絞っていくこと、です。
次のような流れで検討していくとよいでしょう。
- できるだけたくさんのメーカー、たくさんの製品の、たくさんの販売店から見積もりをとって、メーカー、製品、販売店の比較を行っていきます。
- そしてもっとも費用対効果が高いと思われるメーカーと製品を選びだします。
- そのメーカーのその製品についても見積もりがまだ来ていない業者があれば、あらためのその製品での見積もりを頼む。
- そして、一番安い販売店からの見積もりを、その他の販売店に提示して、「それ以上の条件を提示できるかどうか」回答を求めます。
- 「それ以上の条件を提示した見積書」を当初最も安かった販売店に提示して、「さらに条件をよくできるか」検討を依頼します。
- この時点で答えが、提示できない、だったら発注先は確定します。
つまり、もっとも安い見積もりを提示してくれた業者です。
ここで、さらによい条件の見積もりが来るようだと、当初一番安かった販売店に決定します。
→ここで、さらにその見積もりを、別の業者に見せて・・・、というのはやめましょう。
販売店として気持ちよく仕事できなくなる可能性があるからです。
このように交渉を進めることで、もっとも費用対効果が高い太陽光発電の導入をすることができるようになります。
※ここでは、太陽光発電検討の具体的なステップについては、簡単に済ませているので、検討過程を詳しく知りたい方は、簡易版・必ず確認すべき3ステップをご確認ください。
また、見積もり依頼をかけたい方は、見積もりはこちらからご依頼ください。
当カテゴリ内の記事一覧
退職金・・・。銀行口座に入れておくだけでは目減りする一方。かといって株や金融投資は怖くてしたくない。そんなあなたに太陽光発電投資なんていかがでしょう?ここでは、太陽光発電で退職金を増やす方法をまとめています。 | 太陽光発電のメリットに非常時の緊急用電源として活用できるということがあげられています。しかし、停電の際に太陽光発電は本当に役立つのでしょうか?また、どのようにすればよいのでしょうか?解説しました。 |
太陽光発電は、空前の投資ブームとなっています。ここでは、太陽光発電を活用することで、確実に利益を上げて儲ける方法について紹介しています。 |
太陽光発電は、家を新築する際に導入したほうが得なのでしょうか?それとも家を建てた後に導入したほうが得なのでしょうか?解説しました。 |
2014年4月消費税が8パーセントに増税されました。2015年10月には10パーセントに引き上げられる予定です。国債発行額と税収から考えても、消費税だけでなくさまざまな税が上がることは間違いない流れといえます。そんな大増税時代に、太陽光発電を活用してリスクなく安定収入を作る方法を紹介します。 | 太陽光発電で年金対策をしようという動きが広がっています。どうして太陽光発電が年金になるのでしょうか?そのからくりを探っていきます。 |
太陽光発電においては、優良な販売業者を見極めることが何よりも大切になります。太陽光発電の場合、買って終わりというものではなく、メンテナンスや製品・工事の保証など、買ってからが業者の姿勢が問われるものです。ここでは、正しい「優良業者」の見極め方について解説したいと思います。 | どうせ太陽光発電を導入するなら、できるだけ安く導入したいと思いますよね?その際に大切になるのが、値引き交渉になります。ただ安ければそれでいい、っていうものではないからこそ、長くお付き合いする必要があるからこそ、知ってて欲しい交渉術です。 |
太陽光発電は、いつ導入するのがベストなのでしょうか?初期費用は年々安くなる、けれど補助金や全量買取制度の価格も安なる、製品のレベルはどんどんよくなる、でも導入しなけりゃ機会ロスになる。そんなジレンマを完全解消いたします! | 太陽光発電で収益を最大化するためにはどうしたらよいでしょうか?ここでは、あなたが太陽光発電を導入してもっとも大きな利益を得ることができるようにするための具体的な方法を紹介します。産業用・住宅用ともに適用可能です。 |
太陽光発電は、セミオーダーメード商品のため、単に見積もりを取得しただけでは、その価格の妥当性を検証することができません。ここでは、見積もりの妥当性を見極める方法を解説しています。 | 太陽光発電の販売業者にまつわる裏話を紹介しています。絶対に得をしたいという方は、この記事を読むまで太陽光発電は買わないでください。 |
太陽光発電を導入する際に、どれくらいの大きさの容量を設置したらよいか迷っている方も多いと思います。ここでは、容量を検討する際に注意すべきことと判断基準について解説しました。 | 今、太陽光発電を導入することは得策なのでしょうか?それとも別の買い時が存在するのでしょうか?ここでは、太陽光発電の現状を、ユーザーの視点にたって正確な情報を中立の立場で提供して参ります。 |
2013年に太陽光発電を設置して採算をとるためにはどうしたらよいでしょうか?全量買取制度の買取単価を含むたくさんの要素を勘案して解説していきます。まだ導入を迷っている方へ必見の内容となっています。 | 太陽光発電を導入することによって得られるメリットはさまざまあります。ここでは、そんなメリットをどのように活用したらよいかをまとめました。導入を検討している方必見の太陽光発電活用術です。 |
太陽光の設備認定と電力売電権利をお売り下さい。