なぜ太陽光発電が年金対策になるのでしょうか?
年金の支給年齢が68歳からになりそうだという話題が持ち上がっています。そもそも年金制度自体が既に崩壊しているから、近い将来支給年齢が70歳になるとも、そもそも制度自体がなくなるとも、言われる時代に入りました。少子高齢化による高齢者を支える労働力不足、年金の運用損失の増大、不払いの問題など、ここで論じるまでもないほど当たり前の状態になっています。
そんな中、たくさんの年金対策の商品が発売されては消えて行きました。
例えば、確定給付型の年金保険や変額年金保険、投資信託、ファンド、マンション経営、アパート経営など、数え上げればきりがないくらいたくさんの商品がありましたし、現在もさまざまなものがあり、私もすべてを把握しきれてはいません。そんな中急浮上したのが、太陽光発電で年金対策するというものです。これは、売電収入を年金として活用しようというもので、年齢層問わずや中流階級層に幅広く支持されているものです。
どういったものでしょうか?概略を説明したいと思います。
太陽光発電で年金対策のカラクリ
- できるだけ大きな規模の太陽光発電をローンを組んで導入します。
- ローンの期間は、15年で組みます。
- そうすると基本的には、太陽光発電による売電収入と節電効果の範囲内で、ローンを全額支払い更にお釣りがくることになります。
- そのお金を貯めておいて、退職時に退職金と合わせて残債を一括精算するものです。
- そうすると、これまでローンの返済に当てていたものが、そのまま年金収入として残ることとなります。
※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。
太陽光発電年金が最大化する方法
それは、10kW以上の設備を導入することです。 10kW以上の太陽光発電システムを導入するでも記載しましたが、10kW以上の太陽光発電設備を導入することは事業用とみなされて、全量買取制度の買取保証が20年になります。そして、余剰電力ではなく、発電した電力のすべてが買い取ってもらえます。 通常一般家庭で使用する電力は、1kWあたり24円程度ですが、売電したら1kWあたり32円程度で買い取ってもらえるのです(※2014年度設備申請の産業用の場合、住宅用の場合37円/kW)。しかも、10kW未満だと保証期間は10年ですが、20年になるのです。この仕組みを活用して大規模な太陽光発電を導入する人が増えているのです。考えられる具体的な事例
※ここで掲載している事例はあくまでも事例です。実際には固定価格買取制度の運用スタートが2012年度なので、この方法で年金を手にしている人はまだいません。
あるサラリーマンの方の例です。
実家で余っていた土地に50kWの太陽光発電を導入しました。
購入価格は、1,500万円。15年ローンで金利は3.5%。
概ね毎月4,200kWほどの発電があり、それを全量売電。
売電による収入は、158,760円程度。
それに対して返済するローンは、107,232円。
差し引き51,400円程度の利益を得ています。
そして、51,400円は貯金しておきます。
15年後ローンはなくなり、その方の手元には、毎月15万円の年金収入と、15年間貯めた926万円の利益が残るというものです。
これは非常に有益なことと言えるでしょう。もし既に退職している方であれば、退職金で一括購入してもよいでしょう。もし数年後に退職する予定の方であれば、とりあえずローンで購入して、退職金で残債を一括返済してもいいでしょう。→太陽光発電で退職金を正しく活用する方法
とにかく今導入することで得られる全量買取制度を利用することが大切です。
これは、来年度には間違いなく単価が下がっていきます。10kW以上の太陽光発電を導入するのは、今年がおそらく最後のチャンスです。なぜなら、2014年9月の九電の新規設備申請中止報道を機に、全量買取制度の運用が見直しされるのは必至だからです。ちなみに、全量買取制度は、設備認定を受けた年の買取価格が固定価格買取期間中保証されることになるので、今後電力会社が買取中止という発表があったとしても、それはあくまでも新規接続申請の中止であって、すでに設備認定を受けた案件についてはまったく関係のないことであることを頭に入れておいて頂けたら幸いです。興味のある方は、今すぐ検討をはじめることを強くオススメします。
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