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太陽光発電は、停電でも稼動します。しかし・・・

太陽光発電のメリットの一つとして、緊急時に非常用電源として活用できることがあげられます。

  • しかし、停電した際に本当に太陽光発電は役立つのでしょうか?
  • もし役立つのであれば、実際に停電した際にどのように活用したらよいのでしょうか?
  • 普通どおりに使えるのでしょうか?それとも何か別の手続きが必要になるのでしょうか?

実は、太陽光発電を導入していても、停電してしまえば、そのまま電気を使うことができるわけではありません。ある一つの手続きを踏むことが必要になる上に、いつもどおり使うことができるわけではないので、注意が必要です。ここでは、停電時太陽光発電によって作られた電力をどうやって活用するかについて解説しました。


停電時太陽光発電が発電しても普通どおりには使用することはできません。

災害時や緊急時など電気が停電しても、太陽光発電自体と電線に問題がなければ、太陽光発電は電気を発電し続けますし、その電力は家庭で使用することができます。しかし、いつもどおりに電気を使えるというわけではありません。どういうことかというと、停電になると家庭内に電力を送るパワーコンディショナーがストップしてしまい、普通の電源は停電してしまうということです。そうなんです、太陽光発電が作り出す電力は直流のため、パワーコンディショナーが稼動していないと交流の電力を消費する家庭では、電気を普通どおりに使うことはできないのです。

じゃあ、意味ないじゃん!って思われるかもしれません。
でも、安心してください。
下に記載する手順を踏めば、太陽光発電で作られた電力を使用することができるようになります。


※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。



停電時に太陽光発電を活用する方法

停電した際には、太陽光発電システムの自立運転機能を作動させなくてはなりません。以下自立運転とは何か、その使い方等について解説していきます。ただ、メーカーや機種によって、多少なりとも使い方が異なりますので、詳しくは付属の取り扱い説明書であらかじめ確認するようにされてください。パワーコンディショナーの取り付け場所や、自立運転スイッチなどをしっかりと確認して、万が一のトラブルの際に、あわてないようしておくことが大切になります。

自立運転機能とは?

通常太陽光発電は、パワーコンディショナーを経由して電力会社からの送電線とつながっている電線網につながっています。そのため、発電した電力は、まず自家使用されて余った電力が逆潮流して売電されていける仕組みになっているわけです。ところが、停電時はパワーコンディショナーが作動しなくなるため、通常の電線網に電気が流れなくなるのです。そうすると非常時に電気を使うことができなくなるため、ほとんどの太陽光発電に「自立運転機能」というものがついています。自立運転機能とは、停電した場合でも太陽光発電で作られた電気を非常用電力として使用することができるようになるパワーコンディショナーの機能を指します。しかし、それは通常の電線網を電力が流れるわけではなく、完全に独立した、パワーコンディショナーから直接引いた電源となります。

その電線につながっているコンセントを「自立運転コンセント」と呼びます。

自立運転機能の使い方

自立運転機能は、停電になったからといって自動的に使えるようになるものではありません。次のステップを踏んで使えるようになります。 ※あらかじめ自立運転コンセントがどこにあるかを調べておきましょう。

自立運転コンセント写真

  • 一般的に室内にパワーコンディショナーがある場合には、パワーコンディショナーの本体右側にコンセントがあることが多いです。
  • 屋外にパワーコンディショナーがある場合は、室内に設置されていることが多いです。
  • 万が一、自立運転コンセントがない場合、ほとんどの太陽光発電に設置できるので、購入店にご相談ください。

※機種によって使い方が異なりますし、注意事項等も個別に用意されていますので、 使用前には必ず取り扱い説明書をご覧ください。

  1. 買電ブレーカーをOFFにする
  2. 太陽光発電ブレーカーをOFFにする
  3. パワーコンディショナーを自立運転モードに変更する
  4. 使用したい電気機器を自立運転コンセントにつなぐ
  5. 停電が解除されたら、必ず元に戻す

(自立運転モード⇒通常モードへ、太陽光発電ブレーカーON、買電ブレーカーON)
自立運転モードで使える電力は、1,500Wになっています。
そのため、優先順位を考えた電気の使用を心がける必要があります。

1,500Wとはどれくらいか?

電力=Wというのは、電流×電圧です。これは小学生の理科で習ったと思います。一般的な家庭の電圧は100Vなので逆算すると、1,500W÷100V=15Aまで使うことができるということになります。1,500W=15Aというと、60Wの白熱灯だと25個分くらい、液晶テレビだと例えば、シャープの40インチアクオスLED AQUOS LC-40J9-Bだと100Wなので15個程度、電子レンジだと1,000Wくらいなので、一台程度ということができます。詳しくは、下記の表消費電力のめやす一覧をご覧ください。

【消費電力の目安一覧表】

電化製品名 消費電力の目安
Blu-rayプレーヤー・レコーダー 30W~40W
DVDプレーヤー・レコーダー 30W
ポータブルDVDプレーヤー 20W
ビデオデッキ 10W
ポータブルテレビ 2W~20W
ホームシアター 35W~70W
iPod(充電) 5W
walkman(充電) 5W
コンポ 50W~100W
ラジカセ 5W~30W
デジタル一眼レフカメラ(充電) 6W
コンパクトデジタルカメラ(充電) 3W~4W
デスクトップパソコン 150W~300W
ノートパソコン 50W~120W
インクジェットプリンタ 10W~60W
フォトプリンタ 70W~85W
無線LANアダプタ 6W~15W
携帯電話(充電) 15W
ニンテンドーDS(充電) 2.5W
PSP 不明
Wii 19W
PS3 250W
Xbox 360 185W~245W
IH調理器 3000W
電子レンジ 1300W
オーブントースター 1200W~1350W
炊飯器 350W~1200W
ホットプレート 1300W
たこ焼き器 700W
ワッフルメーカー 550W-930W
アイスクリームメーカー 10W-40W
ミキサー 120W~200W
ジューサー 175W~300W
電気ポット 700W~1000W
コーヒーメーカー 450W-650W
ワインセラー 70W~100W
冷蔵庫 150W~500W
食器洗浄機 1200W~1300W
アイロン 1200W~1400W
ミシン 60W
洗濯機 500W-900W
衣類乾燥機 1200W-1400W
掃除機 1000W-1100W
エアコン 45W-2000W
こたつ 600W-800W
扇風機 50W-60W
加湿器 17W-320W
温水洗浄便座 450W-470W
電気毛布 50W-90W
電動歯ブラシ(充電) 2W
マッサージ器(ハンディ) 10W-20W
マッサージ器(フット) 18W-90W
マッサージチェア 60W-165W
電気スタンド(LED) 4W-10W
電気スタンド(蛍光灯) 20W-24W
電気スタンド(白熱灯) 60W
電動アシスト自転車(充電) 60W-80W

【楽天HP参照http://www.rakuten.ne.jp/gold/arukikata/electric/power.html】

省エネドットコムから次のの映像をお借りしましたので、ご覧ください。

東日本大震災の時に役立った太陽光発電インタービュー

自立運転機能の使い方

うす曇りの発電量が少ないときどの程度使えるか

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