2013年太陽光発電の市場動向
太陽光発電市場は、2013年度以降どのようになっていくのでしょう。2012年7月の全量買取制度の施行以降、急拡大する市場。一部の関係者からはバブルとも評される向きがあります。一方で、時代の潮流から考えると今後も拡大する速度が増していくと考える専門家もいます。
当サイトの見解としては、今後も拡大は続いていくということです。
なぜなら、欧州をはじめとした環境先進国では、日本よりもはるかに普及率が高いのに、2012年は日本以上に普及した国が2カ国もあったからです。当然そのような国でも、国のバックアップがあって初めて実現しているし、日本と同じように利用者の負担による助成があるために、普及していることは間違いありません。
2013年は2012年以上に普及していくだろう
2013年度は、全量買取制度の買取単価が下がることが予想されています。
(2013年3月9日現在の情報では単価は確定していません。)
※1kWhあたり36円税別となりました。→全量買取制度とはを参照ください。
それでもなお、太陽光発電の普及は加速していくように思います。
なぜなら、全体的に導入単価が下がっていることが挙げられます。
太陽光発電を導入するにあたり、もっとも大切になることは費用対効果です。
そうなると仮に買取単価が下がったとしても、導入単価が下がれば、当然費用対効果≒投資金額に対するリターンの割合≒利回りは変わらなくなります。国としてもそのような観点から買取単価を決めているという建前になっています。
2012年は、1kWあたり42円とういうのが固定買取単価でしたが、これは当初から高すぎると言われているものでした。
でも、実際のところは、この単価設定のおかげで市場が急拡大したという側面が大きいのです。
一度動き始めた歯車はそう簡単には止まりません。
そういう背景から太陽光発電市場は、2013年も継続的に拡大していくと考えられます。
※費用対効果については、太陽光発電で最も費用対効果が高くなる導入方法ご覧下さい。
※詳しい現状と未来については、太陽光発電の現状はどうなの?をご参照ください。
※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。
2013年に太陽光発電を設置するか否か検討している方へ
実際に2012年で太陽光発電を導入する単価は下がりました。
○資源エネルギー庁からの出典
上記を見てわかるように、1年間で約10%導入単価が下落していることがわかります。
ただしこれはあくまでも市場価格であり、当然ここでは様相が違います。
そう考えると、やはり、しっかりと当サイトの内容にしたがって意思決定することが重要です。
2012年と2013年をくらべて変わることは、2013年4月以降に完工したものについては、全量買取制度の買取単価が下落することです。また、太陽光発電システム自体の価格相場も下がっていくでしょう。
太陽光発電にとって大切になるのは、費用対効果です。
導入価格が安ければよいのでもなく、買い取り単価が高ければよいのではありません。
そのバランスの上にもっともメリットが大きくなるポイントがあるのです。
それを探るために、まずは、太陽光発電を設置前に必ず確認すべき3つの事項をご確認ください。
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