太陽光発電アドバイザー公式情報サイト

太陽光発電は集中処理に向かう!!


家庭用の太陽光のパネルが盛んに設置される反面、メガソーラーも急激に広がっています。ITの過去のトレンドを考慮すると、このブームがどう収束していくかが見えてきます。
メガソーラーとは、出力が1千キロワット以上の大規模な太陽光発電所で、広大な用地に太陽光パネルを敷きつめて造ります。2012年7月に電力会社が太陽光発電などの再生可能エネルギーを全量固定価格で買い取る制度が導入されたのを機に、参入が相次いでいます。大手銀行各社も投融資が拡大しているようです。
一方、家庭用の太陽光パネルの設置も盛んです。

この状況をITの世界でいうと、家庭用パネルが分散処理、メガソーラーが集中処理、と位置づけられます。
そしてITの世界の潮流で考えると、

1)メインフレームを中心とした集中処理
2)パソコンサーバ、オープン化による分散処理
というステップを踏まえ、分散処理の課題解決や全体最適の観点で
3)クラウド化による集中処理に拍車がかかる

という変遷をたどってきてると考えられ、太陽光の家庭用パネルは上記2)のステップではないかと考えられます。

http://www.insightnow.jp/article/7773 より引用

これから太陽光発電は、家庭用から大規模発電所・つまりメガソーラーに集中していくというのです。

確かに2013年度は、産業用太陽光発電の設置が盛んで、家庭用の普及率をはるかに凌ぐ勢いです。


※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。




再生可能エネルギー発電設備

平成24年6月末までの累積導入量

平成24年度

7月~3月末

平成25年度

4月~7月末

家庭用太陽光発電

約470万kW

96.9万KW

55.2万kW

産業用太陽光発電

約90万kW

70.4万kW

169.1万kW

出典:資源エネルギー庁,2013/11/18プレスリリース,より

短期的にみれば、大規模発電所のほうがどんどん増えていくことでしょう。

なぜなら、全量買取制度による投資効果が非常に大きいからです。

資金か資金を引っ張れる事業者であれば、誰でも間違いなく太陽光発電投資をやることでしょう。

そして、政府としても大規模発電所による発電量の増加のほうが効率よく、

再生可能エネルギーを増やしていくことができることでしょう。


しかし、果たしてこの全量買取制度がどこまで続くかということです。


一度適用を受けてしまえば、家庭用は10年、産業用は20年適用されるのです。

新規の受付が中止にならないかぎり、永遠と適用電力は増えていきます。

そして、その恩恵を大規模発電所が受けることができる反面、

恩恵を提供するのは電気を購入している方たちです。

再生可能エネルギー負担金という名目で支払う金額がどんどん増加していくのです。


私の予想としては、近い将来全量買取制度の新規受付が終了すると思います。

そして、大規模発電所は一旦新設が減り、再び家庭用が多くなる時がくると思います。

さらに太陽光パネルの性能が改善した2020年前後から大規模発電所の建設が増え、

そうなると全量買取制度の適用を受けなくても発電所の運営自体が投資として成り立つようになる

と思っています。

【参考】
発電コストの推移
http://www.nedo.go.jp/content/100544817.pdf 75ページより抜粋

そういう背景から、2013年度は大規模発電も家庭用発電も増え続け、しばらくはこの傾向が続くと

私自身は考えています。

これは、一般に生活する人にとっては、あまり関係ないことかもしれませんが、

とても面白い興味深い話だってので掲載してみました。

もし、太陽光発電投資を考えている方がいらっしゃったら、

太陽光発電で確実に儲ける方法
ソーラー発電所経営の極意|7つのポイントとは
借家住まいでも太陽光発電投資する方法
10kW以上の太陽光発電システムを導入するをご覧ください。


※ここで記載している予想については、
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が発行している、
NEDO再生可能エネルギー技術白書」の内容を元に独自の考えを盛り込んでおります。
発電所を所有してる方で、売却したいオーナー様、発電所売却のお手伝いをさせて頂きます。

太陽光の設備認定と電力売電権利をお売り下さい。


太陽光発電はメガソーラーに収斂されていく?関連ページ

太陽光発電に対する政策~これからと今後
再生可能エネルギー固定価格買取制度が、2012年当時の民主党政権により開始されて以降、太陽光発電市場は大きく盛り上がりを見せています。この太陽光発電は政府主導で進められているため、政権の政策次第では風向きが大きく変わってしまうことに注意が必要です。今回は、太陽光発電を巡ってこれまでに施行された政策と今後の傾向についてご紹介します。
平成27年度固定価格買取制度の売電価格最新情報
平成27年度固定価格買取制度の売電価格がいよいよ調整段階になっています。このページでは、買い取り価格が確定するまでの経過を順次追っていきたいと思います。(随時最新情報に更新します)
横行する太陽光発電投資詐欺の実態
今最も熱い投資として非常に人気が高い、太陽光発電投資。その注目度の高さと安定度の高さを利用した詐欺が横行し始めているようです。絶対に騙されないよう対策することが望まれます。
メガソーラーよりも住宅用のほうが実稼働は大きい
2013年7月8日環境ビジネスオンラインに掲載された村沢義久氏の記事の転載と解説です。。やはり、一つ一つは小さいけれど、数が集まって大きな力となる家庭用太陽光発電は、これからも非常に重要な役割をになっていると考えられます。
2015年度の太陽光発電の売電価格は?
2013年11月18日の日経新聞によると経産省は、2015年度の太陽光発電の売電価格を30円(税込)/kWhまで下げることを検討しているとのことです。もちろん、2014年度の運用次第で変わってくると思いますが、ここでしっかりと取り上げてみたいと思います。
速報!2014年度の買い取り価格が決定!
注目を浴びていた2014年度の太陽光発電による売電価格が決定しました。産業用は大きく値を下げ、家庭用はほぼ据え置きに近い形になっています。買い取り価格の詳細を徹底検証します。
太陽光発電の人気比較|失敗回避術
太陽光発電の人気比較.netでは、今大人気で当サイトでもおススメしているメーカーを比較して、どのメーカーが一番よいかを比較検証しています。 太陽光発電の導入を検討しているのなら、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
太陽光発電の設置費用はどれくらい
太陽光発電の設置費用はどれくらいかかるのでしょうか?普及が加速する中で、設置価格もどんどん変化しているのが現状です。ここでは、今年度太陽光発電を設置する際にかかる費用相場について解説しました。
それ以外で絶対におすすめの投資情報
太陽光発電は投資としての側面を持っているために、製品それ自体への関心ではなく、投資=お金を増やす行為に関心を抱いている方も多いでしょう。ここでは、当サイト唯一、太陽光発電とは全く異なる投資情報を紹介したいと思います。投資に興味がある人以外は決して見ないでください。
太陽光発電の歴史
ここでは、太陽光発電の歴史についてお伝えしています。これまでの流れを知ることで、今後を見通すこともできるという意味で、簡単にまとめてみました。
電力小売りの自由化の恩恵で買い取り価格を向上されるか
2016年の電力の小売り完全自由化に向けて、各企業が着々と準備を進めています。電力小売りの自由化は、太陽光発電の買い取り価格を向上させるのか。気になる動きを確認しました。
太陽光発電の買い取り価格2015年度はいくら?
ここでは、太陽光発電の買い取り価格が2015年度どうなるかを予測します。最終確定は、2015年3月になると想定されますが、さまざまな情報を収集して、適宜更新しますので、確実にチェックされることをオススメいたします。
住宅を新築するなら太陽光発電をこう設置する
これから住宅を新築するにあたり、太陽光発電の設置を検討しています。どういう考え方で建築すればよいですか。質問をいただきましたので回答させていただきます。
太陽光発電は2016年どうなる~価格や売電単価、補助金~
太陽光発電は、2016年度どうなっていくのでしょうか。導入価格、売電価格、補助金、いろいろな要素がある中で、何をどう考えて、私たちは行動すべきか、解説しました。