太陽光発電が設置場所を選びません!
太陽光発電は、他の発電方法に比べて、設定場所の制約が非常に少ないのが特徴です。太陽光発電は、太陽光が照射されれば発電するため、太陽光が照射される場所であれば、一部を除き、基本的にどこでも設置することができます。
パネルの発電効率は、一定であるため基本的には場所がどれだけ手狭な場所でも一応設置することはでき、また逆に広ければ広いほど、多く導入することができます。※ただし、利益になるかどうかは、別の話です。
例えば、風力発電であれば、一年を通して一定以上の風量を確保した上に、広大な敷地面積を必要とします。小規模水力発電であれば、川やダムなど、水流があることが必要です。地熱にしても、潮力にして導入できる場所は極めて狭き門ということができるわけです。
太陽光発電を設置できる場所
太陽光発電の設置場所として、一番最初に考えられるのは、自宅の屋根です。もちろん、倉庫や工場、自己所有のアパートや空き地や農地など、とにかく空いていればどこでも設置することができます。
中には、カーポートの上に置くことさえもできたりするわけです。最近では、ビルの壁面などに設置するところも出てきたくらいです。もしかしたら、あなたが所有あるいは独占的に使用できる場所の中で、気がついていないけれど、本当は太陽光発電を設置できる場所があるかもしれません。
そういう場合は、一度業者に相談してみるとよいでしょう。
※ただし相談する相手は慎重に選ぶ必要があります。
→優良な太陽光発電の販売店を見つける方法を参照ください。
組み合わせもいろいろ考えることができます。
例えば、自宅の屋根+倉庫の屋根+カーポートや庭の上に設置して10kW以上にしたり、逆に自宅と、工場と分けて設置して、それぞれ10kW未満にしたりです。
10kW以上の設備を導入する場合は、産業用の適用を受けるため、それぞれの状況や目的に応じて、あるいは設置場所のスペースの状況によって、どう太陽光発電を導入するか考える必要があるでしょう。
できるだけたくさん利益を出したいのであれば、10kW以上の産業用太陽光発電にしたほうがよいでしょうし、それよりも自宅の電力を節電したり、万が一の災害時の電力を確保が目的であれば、住宅用でよいでしょう。目的を明確化しておくことは必須です。
→太陽光発電導入の目的は何かを明確化することをご確認ください。
そもそも10kW以上の太陽光発電を導入するためには、最低でも50平米以上のスペースが必要になります。
→例えば、東芝のパネルで一枚250Wのものを並べたとすると、パネル1枚の大きさは、1559mm×798mm。
250Wの規模だと1559mm×798mm=1,244,082m㎡=1.244082平米必要ということになります。
10kWの規模にするためには、40枚並べないといけないため、1.244082平米×40枚=49.76328平米≒50平米の面積が必要ということになります。
ただし、これは東芝の例なので、発電効率がもっと悪くなれば、もっと広い面積が必要ということになります。
また、基本的には日本国内どこに太陽光発電を設置しても、初期費用をペイするだけの発電量は、確保することができます。
※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。
太陽光発電を設置できない場所
ただし、次のような場所には太陽光発電を設置することができません。
- 金属屋根
- 2重張り屋根
- 太陽光発電を支えることができない建物
- パネルを固定できない場所
あとは、北向きの屋根など、設置しても十分なメリットを得られない場所は、設置不可とするメーカーもあります。最終的には、現地調査しないと設置できるかどうか、設置可能なメーカー・製品はどれか、を判断することはできません。
→太陽光発電で費用対効果を最大化する方法をご参照ください。
また、地目が農地の場所に勝手に太陽光発電を設置するのも法律的に難しいです。そのため、地目を変更するなどの手続きが必要になります。
→詳しくは、太陽光発電を田畑に設置する場合には農地転用が必要?をご覧ください。
太陽光発電の設置場所のこれから
太陽光発電は、これからよりいっそう普及させるため、さまざまな研究開発が行われています。産官学が共同して研究開発に取り組んでいるのが現状です。
設置場所についても同様のことがいえ、現状では設置場所として考えられないような場所さえも、設置できるように研究されています。
例えば、海や川の水上であったり、ビニールハウスの上だったり、向きの悪い屋根だったり、海岸や道路の上、鉄道線路上や傾斜地だったり、さまざまな場所に設置の可能性が広がっています。※ビニールハウスは、強度が低く現状太陽光発電は設置できないです。
以上のように、太陽光発電は、太陽光さえ照射されれば発電するため、設置場所を選ばないというメリットがあり、そのメリットを強化するために、さまざまな研究開発が行われているのです。
太陽光の設備認定と電力売電権利をお売り下さい。
メリット9:設置場所を選ばない|太陽光発電アドバイザー公式情報サイト関連ページ
- メリット1・経済的な利益
- 太陽光発電を設置することの11のメリットのうち一番目として、経済的な利益についてお伝えしています。多くの方が目的とされることですが、「どういう状態が利益なのか」を明確にされていない方がほとんどいませんので、しっかりとご確認ください。
- メリット2・地球環境負荷の軽減
- 太陽光発電を設置することの11のメリットのうち地球環境負荷への軽減についてお伝えしています。太陽光発電は再生可能エネルギーのもっとも有力な発電方法の一つです。代替えエネルギーとして利用されることで、地球環境への負荷を軽減します。
- メリット3・緊急時の優位性
- 太陽光発電を設置することの11のメリットのうち緊急時の優位性についてお伝えしています。東日本大震災後、この緊急時のライフラインの確保は、非常に高い関心の的となっています。固定価格買取制度と併せて太陽光発電の普及の大きな要因となりました。
- メリット4・送電効率と電力需要の効率性
- 太陽光発電を設置することの11のメリットのうち送電効率と電力需要に対するメリットついてお伝えしています。自宅で発電して自宅で使うので、非常に効率がよいのは直感的にわかるかと思います。
- メリット5・低金利ローンが使えること
- 太陽光発電を設置することの11のメリットのうち低金利のソーラーローンを使えることについてお伝えして参ります。市場最安でお金を借りられる時代にあって、太陽光発電のように設置後利益が得られるパターンでは、お金を借りて運用するのみ非常に効果的です。
- メリット6:家族が喜ぶ
- ここでは、一般的な太陽光発電のメリットの6番目:番外編としまして、直接的に太陽光発電がもたらすわけではない、副次的なメリットを紹介したいと思います。それは、家族が喜ぶということです。
- メリット7:使用電力の可視化で10%節電になる
- 7番目のメリットは、あまり注目されていない太陽光発電の効果なのですが、電力の発電、使用量が可視化することで、意識的に節電するようになり、平均で10%も電気の使用量が減るというものです。
- メリット8・今なら高額な補助金が助成される
- 太陽光発電は、今導入すれば最低でも導入価格の1割程度の補助金をもらって始めることができ、さらに向こう10年間電気利用者から援助してもらいながら設備を維持管理できるという大きなメリットがあります。
- メリット10:光熱費を削減できる
- 太陽光発電を導入することで、間違いなく光熱費を削減することができます。なぜなら、太陽光発電は太陽光が照射されれば電気を発電するからです。ここでは、どれだけ削減できるのか、解説したいと思います。
- メリット11:遮熱効果で冷暖房費を節減できる
- 太陽光発電を屋根に設置すると、夏は日差しを防ぐ遮熱効果で2階室内の温度の上昇を抑えることができます。逆に冬は、室内の暖かい空気が、室外の冷たい空気と交わらことで、気温の下落を防ぐことができます。このようにして、冷暖房費を抑制することにつながるのです。