太陽光発電の遮熱効果は、知られざる大きなメリット
あなたは、昔ながらの古い家に住んだことはありますか?新しい木造住宅や、マンションに住んだことありますか?
私は、古い家にも、マンションにも、築10年以内の新しい一戸建てにも、どれにも住んだことがあります。東京に住んでいた時は、ずっと鉄筋コンクリートのマンションで築30年も築10年未満も住みましたし、隠岐の島に帰ってからは、築10年未満の木造住宅と築年数不明の古い木造住宅に住みました。
千葉県の鉄筋コンクリートのマンションに住んでいて、冬でも暖房がいらないくらい、非常に暖かな毎日を送っていました。千葉県が比較的暖かい気候にあることも理由のひとつですが、それでも最低気温が0度くらいになる日もある中で、室内は常に10度以上ありました。
夏は、、南向きだったので太陽光が室内に照射されると気温が上がるため、太陽光が直接照射されないように、遮光カーテンを設置していました。結果、夏は確かに暑いのですが、室内は常に外気よりは涼しかったです。
これは、鉄筋コンクリート造りのマンションが機密性が高いこと、上下左右に部屋があって、部屋に断熱・遮熱効果があったこと、が大きな理由としてあげられます。
また、今住んでいる島根県の隠岐の島に引っ越してから一年間は、築10年程度の実家に居候しました。さすがに隠岐は、千葉よりも緯度が高いため、冬場は氷点下2、3度まで低下します。それでも、室内の温度が5度以下になることは一度もありませんでした。夏場も室外よりは室内が涼しかったです。
新しい家なので、壁や屋根に断熱材が入っていたからです。
そのあと、古民家に引っ越して今に至るのですが、冬も夏もものすごく過酷です。なぜなら、昔の家は断熱材が入っていないため、外気温と室内の温度が、ほぼ等しくなるからです。冬場は氷点下近くなりますし、夏場は30℃を簡単に超えてきます。
それだけ断熱材というのは効果が大きいのです。
※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。
断熱材としての太陽光発電の遮熱効果
いくら新しい家であっても、2階と1階では気温が数度変わってきます。実際に2階は暑いなあと思っている方も多いのではないでしょうか?これは、太陽光が屋根に照射されることによって、断熱材はあるものの、どうしても気温が上がってしまうのが原因です。
断熱材の効果にはどうしても限界があるのです。
太陽光パネルは屋根に設置すると、太陽光を吸収してくれるので、屋根に照射されるのを防いでくれます。そのため、屋根の温度上昇を防ぐことができ、結果2階の温度が上昇するのを防いでくれます。
つまり、遮熱効果があるということです。
この効果は、厳密に差を測定することはできませんが、(同じ条件下でパネルを設置した場合とそうでない場合を比較する必要があるため)体験談で「体感として」確かに認識されているものです。
確かにその効果は、論理的に考えても疑う余地のないところでしょう。屋根の上に太陽光を吸収する素材があって、屋根に直接日が射さないわけなので。
以上のことから太陽光パネルを設置することで、遮熱効果を期待することができ、結果、冷暖房費を削減することができるということができます。
冬はどうなるのか?
冬、室内が低下するのは、次の理由からです。
- 室内は完全密封はされていないため、冷たい空気が室内に流入する
- 壁や屋根、窓を通して外気とふれている
このうち、1.冷たい空気が流入することを避けることはできません。
なぜなら、室内が完全密封されるとカビや湿気などの原因になるため、家を建築する際には、完全密封にはしないからです。
一方で、2.の壁や屋根、窓を隔てて外気と触れていることは、対策することができます。
そのうちの一つが断熱材です。当初お伝えしたとおり、断熱材が入っていることで、冬でも家は暖かく保てます。太陽光パネルはさらに断熱材の効果を増やしてくれるでしょう。しかし、太陽光を遮熱するほどの効果は期待できません。
なぜなら、逆に冬場も太陽光を遮断してしまうため、室内の気温上昇を妨げるからです。
そういう意味では、冬場の室内温度下落防止効果はあまりないと考えてよいでしょう。
以上から太陽光パネルのメリットとしては、夏場の遮熱効果ということがいえるでしょう。
太陽光の設備認定と電力売電権利をお売り下さい。
メリット11:遮熱効果で冷暖房費を節減できる|太陽光発電アドバイザー公式情報サイト関連ページ
- メリット1・経済的な利益
- 太陽光発電を設置することの11のメリットのうち一番目として、経済的な利益についてお伝えしています。多くの方が目的とされることですが、「どういう状態が利益なのか」を明確にされていない方がほとんどいませんので、しっかりとご確認ください。
- メリット2・地球環境負荷の軽減
- 太陽光発電を設置することの11のメリットのうち地球環境負荷への軽減についてお伝えしています。太陽光発電は再生可能エネルギーのもっとも有力な発電方法の一つです。代替えエネルギーとして利用されることで、地球環境への負荷を軽減します。
- メリット3・緊急時の優位性
- 太陽光発電を設置することの11のメリットのうち緊急時の優位性についてお伝えしています。東日本大震災後、この緊急時のライフラインの確保は、非常に高い関心の的となっています。固定価格買取制度と併せて太陽光発電の普及の大きな要因となりました。
- メリット4・送電効率と電力需要の効率性
- 太陽光発電を設置することの11のメリットのうち送電効率と電力需要に対するメリットついてお伝えしています。自宅で発電して自宅で使うので、非常に効率がよいのは直感的にわかるかと思います。
- メリット5・低金利ローンが使えること
- 太陽光発電を設置することの11のメリットのうち低金利のソーラーローンを使えることについてお伝えして参ります。市場最安でお金を借りられる時代にあって、太陽光発電のように設置後利益が得られるパターンでは、お金を借りて運用するのみ非常に効果的です。
- メリット6:家族が喜ぶ
- ここでは、一般的な太陽光発電のメリットの6番目:番外編としまして、直接的に太陽光発電がもたらすわけではない、副次的なメリットを紹介したいと思います。それは、家族が喜ぶということです。
- メリット7:使用電力の可視化で10%節電になる
- 7番目のメリットは、あまり注目されていない太陽光発電の効果なのですが、電力の発電、使用量が可視化することで、意識的に節電するようになり、平均で10%も電気の使用量が減るというものです。
- メリット8・今なら高額な補助金が助成される
- 太陽光発電は、今導入すれば最低でも導入価格の1割程度の補助金をもらって始めることができ、さらに向こう10年間電気利用者から援助してもらいながら設備を維持管理できるという大きなメリットがあります。
- メリット9:設置場所を選ばない
- 太陽光発電のメリットの9番目は、設置場所を選ばないということです。現在の設置場所のメインは、屋根ですが、更地や倉庫の上、カーポートの上など、多種多様な場所に設置することができます。もしかしたら、あなたが持っている場所で、思いもよらないところに設置できたりするかもしれません。
- メリット10:光熱費を削減できる
- 太陽光発電を導入することで、間違いなく光熱費を削減することができます。なぜなら、太陽光発電は太陽光が照射されれば電気を発電するからです。ここでは、どれだけ削減できるのか、解説したいと思います。