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太陽光発電のしくみを知ってますか?

どうして太陽光発電システムは、太陽光を浴びると発電するのでしょうか?
太陽光発電のしくみや、発電するメカニズムを知ることって大事でしょうか?
いつか年数が経過すると発電量は落ちてしまうのではとお思いではないでしょうか?

正直なところ、ユーザーにとって大切なことは、太陽光発電を活用してどうするのか、について知ることですし、しくみを知ることはそんなに大きな意味を持ちません。


例えば、あなたはどういうしくみで、冷蔵庫は冷やされるのかを知らないまま、毎日冷蔵庫をつかっていますし、壊れたら買い換えると思います。テレビだってそうだし、電子レンジだってそうだと思います。ほとんどの電化製品や、もっと広くいうと洗剤や石鹸まで、あらゆるものの、原理とかしくみなんていうのは、わからないままその機能を購入し活用しています。
同じように太陽光発電についても仕組みを知ることなく、あなたはその機能を活用することが十分に可能です。


※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。




しかし、ここではあえて、簡単に太陽光発電のしくみについてお伝えしたいと思います。 なぜならば、どうしてこんなに太陽光発電が長期間耐久するかを知っていただくためです。 当然、興味のない方もあると思うので、そういう方はさらっと読み流して頂けたらと思います。


太陽光発電のしくみ

http://www.n-roof.co.jp/solar/shikumi.htmより引用

太陽光発電は、シリコンを代表とする半導体を活用して発電します。半導体には、プラスの電気を帯びたp半導体と、マイナスの電気を帯びたn半導体があります。

p半導体には、正孔と呼ばれるプラスの電気を帯びた粒子があり、n半導体には、電子と呼ばれるマイナスの電気を帯びた粒子があります。

この二つの半導体を組み合わせて太陽光発電セルを作るのですが、その時に、pとnの半導体間で正孔と電子の移動が起こります。これが発電の仕組みです。

どういうことかというと、次のとおりです。

電子はp半導体に向かって動き、正孔はn半導体に向かって動きます。そして、それぞれの場所で落ち着き、半導体の間に空乏層という領域ができます。その状態で太陽光セルは内蔵電界と呼ばれる電界を帯び、安定します。そこに太陽光が照射されるとセル内に電子と正孔が流れ込み、再び、電子はp半導体の方へ、正孔はn半導体の方に流れていきます。するとセルが満タンになって正孔と電子が外に溢れ出すわけです。

これが、太陽光パネルが発電するメカニズムです。

この発電の際に、半導体は何ら動くこともないので、摩耗することがありません。

従って、基本的には発電することによって半導体が消耗することはないことになります。よって、太陽光発電システムは、長期にわたって耐久するわけです。

つまり太陽光発電システムは、半導体の内部で電子が移動することによって発電する仕組みであり、まったく駆動しないため、損耗したり消耗したりすることがありません。そのため、太陽光発電システムは何年も発電し続けることが可能になるということです。


以上が太陽光発電の仕組みになりますが、詳しい原理は、太陽光発電を設置して運用するに当たっては特に影響はありません。太陽光が照射されると半導体の「性質」によって、電気が発電される仕組み、これが太陽光発電だと認識だけでよいと思います。

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