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太陽光発電設置可否判断のための現地調査とは?

太陽光発電システムは、メーカーによって設置基準があります。
屋根の形状や材質など太陽光パネルを設置してもよいかどうか、メーカーが基準を定めているのです。場合によっては、北向きはNGだとか、屋根の設置工法がどうかなど、かなり細かく基準が設けられています。万が一基準を満たさないのにも関わらず太陽光発電を設置すると、メーカーから保証をもらうことができなくなるばかりではなく、雨漏りや耐久性に問題が生じるなど良からぬ事態に陥ってしまいます。
そういったトラブルを回避するために、最終的な導入判断の前には、信頼できる業者による現地調査をしっかりと行ってもらい、正確な見積もりとシミュレーションを取得するようにしましょう。屋根の傾斜によっても発電量も大きく異なり、さまざまな要因で工事費用も上下します。太陽光発電の採算基準を満たすかどうかの最終判断をするためにも、現地調査は極めて重要な役割を担うということをしっかりと認識して頂けたらと思います。


※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。




各メーカー毎の設置規準(一覧表)

メーカー パナソニック 三洋電機
勾配 2.5~10寸(スレート)、2~10寸(金属屋根)
4~10寸(瓦屋根)、2.5~10寸(野地ピタ)
2~10寸 (屋根材・工法により異なる)
※要施工基準書確認
野地板 12mm以上の構造用合板 12mm以上の構造用合板
垂木 必要
(条件付きで小幅板OK)
必要(条件付きで小幅板OK)
高さ(地上高) 13m以下(屋根置きタイプ)
11m以下(野地ピタ)
24m以下(屋根置きタイプ)
13m以下(陸屋根タイプ) (風速・工法により異なる)※要施工基準書確認
基準風速 46m/s以下(屋根置きタイプ)
38m/s以下(野地ピタ)
34~46m/s以下(36m/sが基準)
※工法により異なる
積雪 170cm以下(アンカー方式)
250cm以下(金属屋根方式)
250cm以下(支持瓦方式)
99cm以下(差し込み・スレート工法)
*勾配によっても異なるため注意
60cm以下(野地ピタ)
170cm以下(アンカー方式)
250cm以下(金属屋根方式)
250cm以下(支持瓦方式)
99cm以下(差し込み・スレート工法)
※勾配によっても異なるため注意
60cm以下(野地ピタ)
塩害 ※エリアにより異なるため注意
1km以上(関東・静岡東部・東北太平洋側)
100m以上(静岡西部・東海・関西太平洋側・四国太平洋側・九州太平洋側)
1km以上(北陸・東北日本海側)
300m以上(山陰・関西日本海側・九州日本海側)
50m(瀬戸内海)
1km以上離れていること
保証 モジュール:10年 (公称最大出力81%以下) 周辺機器:10年 (パワコン・接続箱・架台)
カラーモニター:1年
モジュール:10年
(公称最大出力90%未満)
周辺機器:10年
(パワコン・接続箱)
カラーモニター:2年
モジュール設置範囲 軒・棟・ケラバ・隅棟より200mm以上
(屋根置きタイプ)
※建物高さ、風速により異なる 棟・ケラバ・隅棟より400mm以上 (野地ピタ)
軒・棟・ケラバ・隅棟より200mm以上
(屋根置きタイプ)
※建物高さ、風速により異なる 棟・ケラバ・隅棟より400mm以上(野地ピタ)

メーカー 東芝 サンテック
勾配 瓦:4~10寸
スレート・金属・瓦棒:3~10寸
3~10寸
野地板 12mm以上の構造用合板 9mm以上の構造用合板
支持金具の場合は12mm以上
垂木 必要 必要
(条件付きで小幅板OK)
高さ(地上高) 13m以下 10m以下
基準風速 40m/s以下 36m/s以下
支持瓦(通常施工)支持金具(強化施工)は38m/s以下
積雪 70cm以下 (標準施工)
99cm以下(強化施工)
※支持瓦・瓦棒は標準施工OK
130cm以下(多雪施工or条件付)
150cm以下(多雪施工、金属屋根)
75cm以下 (標準施工)
99cm以下(強化施工、ストレート・金属屋根)
150cm以下(支持瓦・強化施工のみ)
60cm以下(陸屋根)
99cm以下(人文字架台・サンテック支給品)
塩害 300m以上離れていること 直接波しぶきがかからない距離
(最低でも50m以上)
保証 モジュール:10年 (公称最大出力90%未満)
周辺機器:10年(パワコン・接続箱・架台)
カラーモニター:1年
モジュール:25年(公称最大出力80%未満)
周辺機器:10年(パワコン・接続箱・ケーブル)
屋根防水:10年(条件により摘要外あり)
カラーモニター:2年
モジュール
設置範囲
棟:160~470mm以上
ケラバ:250mm以上
軒:250~1170mm以上
※寄棟(ストレート・金属屋根)の場合、隅棟は0cm可能※勾配・軒寸法により異なるため施工基準書要確認
軒・棟・ケラバ・隅棟より200mm以上

メーカー ソーラーフロンティア シャープ
勾配 瓦:4~10寸
スレート:3~10寸
金属横葺:3~10寸
瓦棒:2~10寸
※7.5~10寸は急勾配施工
※その他細かく条件あり
3寸~10寸
(2寸以下はメーカーに要相談)
野地板 12mm以上の構造用合板
(コンパネ不可)
12mm以上の構造用合板
(9mm以下要問合せ)
垂木 必要(条件付きで小幅板OK) 工法による(条件付きで小幅板OK)
高さ(地上高) 10m以下 地上13m以下
(設置高さ地上8m要確認)
基準風速 38m/s以下 40m/s以下
(40m/s地域要確認)
積雪 50cm以下(標準施工)
50~100cm以下(標準or補強施工)
100~140cm以下(多雪地域施工)
※屋根材によりさらに細かく条件あり
<勾配と積雪量により判断>
屋根勾配 標準架台 積雪対応架台
最深積雪量 最深積雪量
3寸 60cm 160cm
4寸 65cm 165cm
5寸 70cm 170cm
6寸 70cm 180cm
7寸 75cm 190cm
8寸 80cm 205cm
9寸 90cm 220cm
10寸 95cm 240cm
塩害 直接波しぶきがかからない距離 (瓦・スレート)
海岸線より500m以上
北海道・東北の日本海側は7km以上
(その他の屋根材)
直接波しぶきがかからない距離
(基本的には500m以上。
それ以下の場合は要相談)
保証 モジュール:20年(公称最大出力80%未満)
周辺機器:10年(パワコン・接続箱・昇圧器)
カラーモニター:2年
モジュール:10年(公称最大出力の90%未満)
周辺機器:10年(パワコン・接続箱・架台)
カラーモニター:10年
モジュール設置範囲 (スレートの場合)
棟:200mm以上、ケラバ:400mm以上
隅棟:100mm以上、軒:400mm以上
(瓦の場合)
棟:300mm以上、ケラバ:400mm以上
隅棟:100mm以上、軒:400mm以上
※施工基準書要確認
- ケラバ
スレート 300mm 300mm 400mm
300mm 300mm 400mm
設置位置が8mを超える場合要確認

株式会社カネデンさんのHPより引用

現地調査をする優良業者が心がけている点

一言に現地調査と言っても、業者によって精度はまちまちです。
当サイトで紹介している販売業者や一括見積もりサイトに加盟している業者は、以下の基準をしっかりと満たした業者となっているので安心ですが、他の業者の中には、営利を追求するあまり、ズサンな現地見積による、不適正な判断や数値の提示をするところもあるので注意が必要です。いくら安く設置できるようにみえたとしても、シミュレーションよりも大きく下回る発電結果になってしまったり、設置基準を満たさないメーカーのシステムを導入してしまい、メーカー保証を受けることができなかったり、あるいは雨漏りするなど住宅トラブルに巻き込まれたりしては元も子もありません。単に安く導入するというのではなく、本質的に費用対効果が高い、本当の意味でのおトクな投資にしていただけたら幸いです。そういう意味で、しっかりと、以下の業者選定の基準を抑えてください。

  1. 太陽光発電システムに関するしっかりとした知識を持ち合わせている。
  2. 各メーカーごとの設置基準をしっかりと把握している。
  3. 太陽光発電についてだけでなく、住宅や電気工事についての知識を持ち合わせている。
  4. 顧客志向を持っているため、礼儀礼節重んじており、親切丁寧に接してくれる。
  5. きちんと清潔感のある身なりで、不快な言動や行動がない。

上記を見極めポイント:
あらゆる質問や疑問点を的確にかつ即時に返答することができる。
直感的に不快感を覚えることがなく、あなたを大切にしていると感じることができる。

以上の観点から業者をしっかりと見極めていただきたいと思います。
なお、現地調査してもらうまでの一連の流れについては、
必ず確認すべき3つのポイント
でご確認くださいますことをオススメいたします。

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