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太陽光発電を導入して採算合いますか?

陽光発電を設置する目的は何ですか?で、太陽光発電の導入目的が明確になったら、本当に太陽光発電を導入することがあなたの目的を遂げるために効果的かを考えていただきたいと思います。

目的を明確化するページでも記載しましたが、実際に太陽光発電を導入する方の動機、目的、期待するものはさまざまです。そして、当然のことながら状況によって太陽光発電があなたの目的を遂げるのに効果的に働くこともあれば、効果的に働かないこともあるでしょう。


さまざまな太陽光発電導入目的の例

たとえば、今あなたの生活が苦しくて、将来に不安がある。だから将来への貯蓄を殖やすために光熱費を少しでも削減したいと考えるとするならば、光熱費を削減するのに太陽光発電が効果的かどうかを検討することが必要です。

しかし、太陽光発電は設置するのに当然のことながらお金がかかります。ソーラーローンを活用することもできるので、必ずしも現金が必要なわけではありませんが、それでも「初期費用を支払っても光熱費を削減するのが、あなたの将来への貯蓄を殖やすことに効果的か」を明確にしないといけません。

また、例えばあなたが緊急時の電力源が必要だと考えているのでしたら、万が一電気がストップした場合、あなたの設置場所で太陽光発電が十分い機能して必要な電力を供給してくれるのか、あるいはその対策のために支払う金銭は、妥当なラインなのかを検証することが必要になります。

あるいは例えば、あなたが地球環境を保護して、資源を守りたいと思って太陽光発電を導入する場合、そこにかける犠牲=あなたが投資する金額とその結果得られる成果=発電量=地球環境保護の効果性、がきちんと釣り合うのかを検証していくことになる でしょう。


※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。




大切になるのは、投資するお金や労力とそれに対するリターン

これらの例を見るとわかりますが、太陽光発電は導入に一定のまとまった金銭が必要になるので、その費用を支払うだけの価値を得られるのか、つまり目的を遂げるために効果的か、あなたが満足するだけの成果を得られるかを検証しないといけない、ということになります。

状況によっては、今後太陽光発電はよりよい製品が出てくるでしょうし、価格もさらに安価になるでしょう。結果、効果性として今より10年後に導入したほうがよいというケースも出てくると思うわけです。


あなたが太陽光発電で目的を遂げられるか

なので、私は太陽光発電があなたの目的を遂げるのに効果的かどうかを数値で計測する方程式を作りました。

さまざまにある目的の効果性を測るのに、金銭的な部分だけでは当然不十分ですが、太陽光発電の効果性を測るのに、金銭に置き換えるのがもっとも容易だったので、採算性という基準で計測していくことにします。
実際に、経済的な効率性は、より低コスト・低エネルギーで大きな発電量を得ることであり、環境への貢献度に比例することになるし、緊急時の有用性にもなるからです。
以上の背景から、太陽光発電を導入してあなたの目的を遂げることができるかどうかは、採算性を見ることで判断できると私は考えています。では、採算性が合う=つまりあなたの目的を遂げるのに効果的かどうかを検討するにはどうしたらよいのでしょうか。その基準を解説していきます。


明確な採算性の基準

経済的な観点から見れば、私は太陽光発電を導入して10年で初期費用を回収できるプランであることが大切と思っています。

なぜなら、パワーコンディショナーの平均的な寿命がおおむね10年程度だからです(メーカーによってパワーコンディショナーの保証期間は異なり、長いものだと15年保証というプランもありますが、ソーラーパネルとは違い、パワーコンディショナーは可動部分があるため、物理的に損耗しますので、導入時は10年とみておいたほうが賢明です。現実にほとんどの太陽光パネルメーカーがパワーコンディショナーの保証期間を10年に設定しています)。

また、10年でパワーコンディショナーの交換をしなければいけないと考えた際には、具体的な再度の投資が10年目に必要になるということになり、投資するエネルギーや地球資源の面から考えても、再度の投資が必要ということになります。従って、この経済的に10年で初期投資を回収できるかという観点は、あなたの太陽光発電の導入目的を完遂するのに効果的な投資であるかどうかを見極める基準といってよいと思います。

10年で初期投資価格を回収できるということは、初期投資費用は10年で0円になり、さらに次の10年では投資費用がまるまる利益として返ってくることになります。これは、ソーラーパネルを製造し設置するときに消耗した地球資源やエネルギー、排出した二酸化炭素の投資を回収する期間を考えるさまざまな例に適用できると思います。※二酸化炭素の場合は、カーボンオフセットという概念で解説され、おおむね3~5年と言われています。


導入基準を満たさない場合は延期がベター

もし仮に、10年で初期投資金額を回収できないという判断になるのであれば、あなたは「今」太陽光発電を導入する時ではないということができます。一方で、逆に10年以内に回収できるとするならば、あなたは「今」太陽光発電を導入すべきでしょう。

なぜなら、太陽光発電は日進月歩進化している最先端のテクノロジーであり、より効率のよいパネルは日々開発され、より安価に効率的に製造される技術も進化しています。なので、もし現段階で10年かけて設置費用をまかなうことができないのであれば、あなたの設置場所で10年以内で初期費用を回収できる製品が出てくるまで待つとよいでしょう。

それが損益分岐点であり、目的を遂げることができるかどうかの判断基準ということになります。

逆に10年以内に投下したコストを回収して元を取ることができると判断した場合、これからどれだけよい製品が出ようと、いま導入しておいたほうがよいということになります。なぜなら、もしいま太陽光発電を設置しなければ、あなたの設置予定場所は、将来の導入する時までの間、何も価値を生み出すことはないからです。つまり、その場所を有効に活用する機会をロスすることになり、そのロスを補填するには、相当の期間かかることが想定されるからです。適切な導入時期の考え方については、いつ導入するのがベストか?をご参照ください。


10年で初期投資を回収できるか判断する公式

現金で導入する場合

初期費用 ÷ 発電金額 ≦ 10

※発電金額とは、太陽光で発電した結果削減された光熱費と、売電によって得た利益の合計 です。


ローンを活用して導入する場合

(初期費用+総金利負担額) ÷ 発電金額 ≦ 10


この10年で初期費用を回収することが判断基準になることの、論理的にさらに詳しい根拠は、太陽光発電採算基準で確認して頂けたらと思います。


すでに具体的な検討段階の方は、いますぐ相見積もりをしましょう

もし、すでに見積もりを取得されていて、いま具体的に導入するかどうか判断する段階にある方は、早急に業者からもらったシミュレーションで計算してみてください。きちんと基準を満たしているかどうかを検証するのです。そして、当サイトが推薦している一括見積もりサイトで必ず相見積もりをかけましょう。
相見積もりを取ることで、よりよい製品を見つけ出すことができますし、より安価に導入することもできるからです。また、いまの業者が優良な業者かどうかを判断するための材料を提供してもらうセカンドオピニオンの役目も担うからです。※太陽光発電の正しい優良業者の見極め方も併せてご参照下さい。

当サイトオススメは、一括見積もりサイト業界最大手のタイナビです。大きく広告している通り、しつこい営業もなく、見積もりをしっかり検討したうえで判断していただけます。すでに100万人の方が利用している大手ならではのコンプライアンス管理が徹底されているからです。また、非常に厳格な加盟店選びをしており、優良販売店のみが加盟できるサイトです。※タイナビの詳しい情報は、業界最大手のタイナビに解説してありますのでご確認ください。

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