太陽光発電を導入した場合の発電量ってどれくらい?
太陽光発電の導入を検討している方にとって、実際にどのくらい発電量を確保することができるのかということは、非常に重要なポイントだと思います。当サイト内でも、何度も繰り返しお伝えしているように、太陽光発電は、さまざまな要因に限定されながら、発電量が決まります。地域や設置場所の環境によって大きく左右されるのです。
日照時間や日射強度、設置場所の向きや角度、気温や湿度など、非常に多岐にわたる項目の兼ね合わせで決まるので、実際には、個別に設置場所の条件を現地調査をすることでしか正確な予測をすることはできません。一方で、日本全国どこでも日当たりさえ悪くなければ、十分に採算が取れるだけの発電量を得られることも知られています。これら太陽光発電の発電量が環境によって与えられる条件については、太陽光発電と天候をはじめとした諸条件が与える影響で詳しく解説しています。
そうは言っても、大体どんなものなのかという一般的なデータを知りたい方は多いはず。ここでは、そんな疑問を解消していただくために参考情報としてデータを出したいと思います。まずは、地域別の太陽光発電の発電量をご覧下さい。NEDO独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構が出している情報を発電量マップとして地図に落とし込んだものです。各地域での1kWあたりの年間予想発電量と、年平均の日射量がまとめてあります。
※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。
太陽光発電の発電量マップ
※クリックすると拡大図を別ウィンドウで表示します。
【上記発電量マップの一覧表】
都市名 | 年平均日射量 kWh/㎡/日 | 年間予想発電量 kWh/年/kW |
---|---|---|
札幌 | 3.93 | 1047 |
青森 | 3.66 | 975 |
盛岡 | 3.88 | 1034 |
仙台 | 3.84 | 1023 |
福島 | 3.87 | 1031 |
秋田 | 3.54 | 943 |
山形 | 3.72 | 991 |
宇都宮 | 3.96 | 1055 |
水戸 | 3.95 | 1052 |
前橋 | 4.07 | 1084 |
浦和 | 3.81 | 1015 |
千葉 | 4.00 | 1066 |
東京 | 3.74 | 997 |
横浜 | 3.91 | 1042 |
新潟 | 3.53 | 941 |
長野 | 3.95 | 1052 |
甲府 | 4.30 | 1146 |
岐阜 | 4.25 | 1132 |
富山 | 3.56 | 949 |
静岡 | 4.15 | 1106 |
名古屋 | 4.11 | 1095 |
金沢 | 3.67 | 978 |
福井 | 3.56 | 949 |
津 | 4.15 | 1106 |
大津 | 3.45 | 919 |
奈良 | 3.99 | 1063 |
和歌山 | 4.12 | 1098 |
大阪 | 3.92 | 1044 |
京都 | 3.72 | 991 |
神戸 | 4.04 | 1076 |
鳥取 | 3.65 | 973 |
松江 | 3.72 | 991 |
広島 | 4.26 | 1135 |
岡山 | 4.06 | 1082 |
山口 | 3.99 | 1063 |
高松 | 4.18 | 1114 |
徳島 | 4.13 | 1100 |
松山 | 4.15 | 1106 |
高知 | 4.32 | 1151 |
福岡 | 3.78 | 1007 |
佐賀 | 3.94 | 1050 |
長崎 | 3.96 | 1055 |
熊本 | 4.05 | 1079 |
大分 | 3.95 | 1052 |
宮崎 | 4.26 | 1135 |
鹿児島 | 4.00 | 1066 |
那覇 | 4.09 | 1090 |
代表的な各メーカー毎の発電量地域差を考えないとしたら、どのメーカーが一番発電するかという点が気になる方も多くいらっしゃいますよね。ところが、確かに同じ条件下でどれだけ発電するかについては、各メーカーの各パネルによって異なります。しかし、例えば、ソーラーフロンティアは実発電量がもっとも多いと言われているのですが、それは「暑さに強いCISモジュールを使っているから」であって、寒冷地ではどうかといわれると東芝の単結晶パネルのほうが発電量が多くなる可能性はあります。そこで、いくつかの会社が全国のさまざまなエリアで発電量を比較してデータを提供してくれていますので、以下に各メーカー毎の年間発電量についてまとめたいと思います。※気になるメーカーの発電量結果が載っていない可能性がありますが、あくまでも試験した業者が選択したパネルの結果しか提供できないので、ご了承ください。
以上の結果からは、気になる東芝単結晶モジュール等の結果は出ていません。また単結晶モジュールよりも、多結晶モジュールのほうが発電量が多いこと、やはりCISモジュールが一番発電量が多いことが気になった点です。そして、以外とHITが少ないのも驚きでした。1年だけの運用結果なので、だからどうだ、と断定することはできませんが、ひとつの参考材料として見ることができるでしょう。また、同じ北海道の同じエリアでの発電結果ですが、傾斜や角度等、設置場所まで完全に統一することは困難だというところも気になる点です。 やはり、最終的にあなたが検討している場所でどれだけ発電するかは、しっかりとした業者に現地調査の上で試算してもらうしかないでしょう。詳しくは、一体どれくらい発電するのかメリットを試算するをご参照ください。 オンラインでどれだけ発電するか事前に知りたい方は、、もし、まだ業者に見積もりを依頼したくない、机上でだいたいどのメーカーがどれだけ発電するかの大まかな基準を知りたいという方は、各メーカーが運営している発電量シミュレーターをご利用ください。当サイトで把握している各メーカー毎の各シミュレーターページを以下まとめておきます。 シャープ製単結晶太陽光発電の発電量シミュレーションはこちら
http://www.sharp.co.jp/sunvista/inquire/simulation/compare/ ソーラーフロンティア製CISの発電量シミュレーションはこちら
http://solar-frontier.com/jpn/residential/simulation/index.html 京セラ製多結晶太陽光発電の発電シミュレーションはこちら
http://solarsystem.kyocera.co.jp/solar/app/simu/hp/step1.html
東芝製単結晶モジュールの発電シミュレーションはこちら
https://www.toshiba.co.jp/sis/h-solar/ecolife/amount/index_j.htm 資源エネルギー庁が出している簡易発電シミュレーターのダウンロードはこちら
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/ohisama_power/sim/ 当カテゴリ内の記事一覧太陽光発電を導入するか否かを判断するために、必ずしなくてはいけない3つのステップを簡易化しました。時間のない方や、忙しい方、面倒くさいことが嫌な即決タイプの方はこちらで確認下さい。必要十分な情報と選択基準が掲載されています。 |
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