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太陽光発電パネル過積載の仕組み

過積載

太陽光発電は日の出とともに発電を行い、日照量が多くなるにつれて発電量が増えていきますが、午後からは、日照量の減少とともに、徐々に発電量が減っていきます。

パワコンが定格出力にまで達する時間は、一日の中でも限られているのです。

最も日射量の多い季節でも、2~3時間程度で、あとはゆっくり起動していき、またゆっくり待機状態へ戻っていくことの繰り返しです。

太陽光パネルの「過積載」とは、パワコンが全力で働く時間を延長できるシステムのことです。

定格の2倍近くのパネルを積載している場合、パワコンの定格出力は同じなので、ピークカットラインが変わるわけではありませんが、日の出とともに発電量がすぐ定格に達するため、パワコンが最初から全力稼働します。

太陽が出ている間、常にパワコン定格出力の49.5kW分パネルが発電し続ければ、低圧の発電所でも今より多くの発電を行うことができるということです。

また、曇りの日には、大幅に発電量が低下してしまうのが太陽光発電の特徴ですが、 太陽光パネルの「過積載」によって、曇りの日でも一定の発電量を確保することがで、発電量が底上げされることになり、年間通して売電収入をアップさせることが可能という訳です。

売電価格が下がってきたため、これから太陽光発電事業を検討する場合、初期費用をできるだけ下げることが収益を多くあげるための一番の近道です。

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過積載を検討する際には、「メーカー保証は?」「ロス値を把握しているか?」「抑制対策が取られているか?」などの注意点もありますので、事前に必ず確認を取るようにしましょう。

ほとんどのメーカーは 太陽光パネルの「過積載」に対する保証を行っておりませんが、メーカーによっては過積載2倍程度でも保証してくれる場合もありますので、出来るだけ保証可能なメーカーを選びましょう。

また、個々の案件ごとに保証を出すかどうか査定するメーカーもあるため、ご自身の案件がシステム保証が適用されているのかどうか、きちんと確認することが大切です。

太陽光パネルの「過積載」を行うと年間の数%ピークカット電力を捨てる時間が出てしまいます。

正確なロス値を把握することは困難ですが、おおまかなロス値は出ますので、過積載を検討の際には数値を確認するようにしましょう。

太陽光パネルの「過積載」は、同じメーカーの同じパネル、同じパワコンを使用しても、設置場所が変わればロス値も変わってきます。

晴天の割合が高い地域では、そもそもの発電量が多いので、 太陽光パネルの「過積載」にこだわらなくても良いかもしれません。

太陽光パネルの「過積載」によって、ピークカット量が増え、逆に効率が悪くなる場合もありますので、個々の条件に対して最も効率のいい「最適過積載」率を考慮した上でのシステム構築が大切になります。

それぞれの地域によって、最もパフォーマンス力を発揮できる過積載率が、それぞれ異なりますの で、投資効率の高いポイントを確認して、設備設計をしていきましょう。


※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。



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