あなたが住む都道府県で太陽光発電はメリットあるの?
太陽光発電によって得られる利益、効果が高いか低いかは、完全に設置場所に依存します。確かに、ソーラーパネルのメーカーや素材の種類もとても大切です。しかし、何より大切になるのは、ソーラーパネルの設置場所の向きや傾斜や角度、そしてエリアということになります。なぜなら、いくら高性能な太陽光パネルでも、しっかりと日照量を得られなければ意味がないですし、ちゃんとした「太陽光発電販売業者」があなたのエリアに存在しなければ、費用対効果を高く導入できないからです。
というのも、当サイト内では何度もお伝えしていますが、太陽光発電の販売価格は、完全に販売店によって異なり、導入コストが高くなると、どれだけたくさん発電量が見込めても、どれだけ補助金が優遇されても、買取価格が高くても安くても、決して利益になることはないからです。つまり、「設置場所」によって「得」するのか「損」するのかが決まるということになります。
このカテゴリでは、各都道府県別で、補助金や日照量、地方自治体からの補助金や(わかる範囲内での)販売店情報、想定発電量などの、地域情報を調査して順次掲載していこうと思います。販売店の提供価格については、基本的に見積もり形式であることがほとんどなので、最終的には見積もり依頼をすることでしか正しい情報を得ることはできません。
また、都道府県別で紹介しても、厳密には気象条件も、販売店もまったく違ってくることも考慮に入れていただき、参考程度にご覧頂けたらと思います。※例えば、兵庫県の神戸市は瀬戸内ですが、浜坂は日本海側なので気候はまったく違うはずですし、そもそも都市の規模は違いますし地理的にも距離があるので、管轄する販売業者が全く異なるのは当然といえば当然です。
※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。
平均的な日照量は大きな差がない!?
私たちが調査した結果では、日本国内であれば最も日照量が多い地域と、最も日照量が少ない地域では、年間想定発電量は1割程度しか差がないことがわかっています。つまり、日本国内であれば、こと日照量・日照時間だけ見れば、全国どこに太陽光発電を設置しても、十分利益になるくらいの発電量は見込めるということです。北は北海道から南は沖縄まで、日本海側の富山でも、内陸の山梨でも、太平洋側の静岡でも、瀬戸内の岡山でも、どこでも太陽光発電はメリットになる可能性が高いということを示しています
もちろん、個別の環境によって、向きや角度、販売店の状況が異なるので、最終的にはしっかりと調査しないと判断できません。なのですが、さまざまな条件の中の地域による日照量の違いによって発電量に大きな差はないということだけ、まずは知っておいていただけたらと思います。※各都道府県の代表的なエリアにおける日照量はのちほど図でまとめておきます。
しかし、それでも新潟や山形など北部の日本海側沿岸地域に住んでいる方にとって、日射量が少ないと感じている方は、不安に思われる方もあると思います。(実際に私も島根県隠岐の島に住んでいて、冬季は雪も多くてほとんど毎日どんよりしているので、日本海側と太平洋側でそんなに条件が大きく変わるわけではないと言われても、すぐには信じることができません。)
また、日射量はきちんとしたサイトをみれば簡単に調べることはできますが、普通に暮らしている方にとっては、どこでどう調べればよいかわからない方が多いでしょう。そして、当然異なる都道府県別の補助金についても、都道府県庁のホームページなどをみれば簡単にわかることができますが、難しく書いてあるし、わざわざ調べるのが面倒だという方もあるでしょう。もちろん、上記に書いたようなことは、当サイトで推薦している方法で検討していけば、販売店がシミュレーション段階ですべて教えてくれることでもあります。
しかし、業者に接触するのがまだ不安という方も多いと思いますので、均一的にわかる情報についてはこちらでしっかりとお伝えしていきますので、望む範囲でご覧頂けたら幸いです。※何度も繰り返しにはなりますが、日本全国どこでも太陽光発電で利益がでるくらいの日照量は確保することができます。本当にあなたが太陽光発電で利益を得られるかということは、あなたの設置場所の向きや角度、周辺状況といった部分とそのエリアを担当している販売業者に依存していて、地域自体はあまり関係ないということは念頭に入れておいてください。
最もたいせつな「確信」・・・。
あなたが太陽光発電を導入したら得しそうだという確信をていただくためのソースのひとつとして、独自でいろいろと調べて当カテゴリ内の記事にて、各都道府県ごとに情報を順次まとめていこうと思いますが、莫大な量の情報をまとめる必要があるので、一筋縄ではいきません。
また、制度自体は毎年更新されるので、きちんとメンテナンスする必要があります。
私は、個人でフリーの太陽光発電アドバイザーとして当サイトを運営しているので、労力に限りがあり、しかもいい加減な情報は掲載したくないと思っています。以上のことから、もしかしたら、あなたが望む都道府県の情報が漏れているかもしれませんが、随時更新していきますので、少しお待ちいただけたらと思います。
また、いずれにせよ見積もりを取らないことには、最終的に必要な情報を収集することはできませんので、当サイトでしっかりと基礎知識を得ていただいた上で、必ず確認すべき3ステップからご確認いただくことをおすすめします。
※当サイトの情報量はかなり大きくなってきて、扱いにくい側面もあると思いますので、整理した状態で情報を収集されたい場合は、私の太陽光発電まるわかり14日間講座をご覧下さい。無料で体系的に必要な情報を収集できます。
※参考・日照時間の都道府県ランキング(各県庁所在地のものです。過去20年間の平均値で気象庁のデータを元にしてまとめました。)
順位 |
都道府県名 |
日照時間 |
---|---|---|
1位 |
山梨県甲府市 |
2213.9 |
2位 |
高知県高知市 |
2158.0 |
3位 |
静岡県静岡市 |
2144.5 |
4位 |
群馬県前橋市 |
2133.1 |
5位 |
宮崎県宮崎市 |
2122.6 |
6位 |
愛知県名古屋市 |
2114.9 |
7位 |
徳島県徳島市 |
2096.5 |
8位 |
岐阜県岐阜市 |
2082.9 |
9位 |
三重県津市 |
2078.9 |
10位 |
和歌山県和歌山市 |
2076.7 |
11位 |
香川県高松市 |
2041.7 |
12位 |
広島県広島市 |
2035.1 |
13位 |
大阪府大阪市 |
2029.2 |
14位 |
岡山県岡山市 |
2028.6 |
15位 |
愛媛県松山市 |
2021.8 |
16位 |
兵庫県神戸市 |
2016.5 |
17位 |
大分県大分市 |
2002.9 |
18位 |
神奈川県横浜市 |
2001.4 |
19位 |
熊本県熊本市 |
1998.9 |
20位 |
佐賀県佐賀市 |
1969.9 |
21位 |
茨城県水戸市 |
1961.3 |
22位 |
鹿児島県鹿児島市 |
1952.3 |
23位 |
栃木県宇都宮市 |
1939.7 |
24位 |
千葉県千葉市 |
1933.2 |
25位 |
東京都 |
1921.8 |
26位 |
埼玉県さいたま市 |
1914.8 |
27位 |
山口県山口市 |
1889.1 |
28位 |
福岡県福岡市 |
1873.7 |
29位 |
長崎県長崎市 |
1862.0 |
30位 |
奈良県奈良市 |
1805.0 |
31位 |
宮城県仙台市 |
1799.4 |
32位 |
京都府京都市 |
1778.9 |
33位 |
滋賀県大津市 |
1736.6 |
34位 |
福島県福島市 |
1728.3 |
35位 |
沖縄県那覇市 |
1710.5 |
36位 |
長野県長野市 |
1692.0 |
37位 |
島根県松江市 |
1690.7 |
38位 |
北海道札幌市 |
1684.6 |
39位 |
石川県金沢市 |
1683.7 |
40位 |
岩手県盛岡市 |
1664.2 |
41位 |
鳥取県鳥取市 |
1649.9 |
42位 |
新潟県新潟市 |
1636.5 |
43位 |
福井県福井市 |
1634.8 |
44位 |
富山県富山市 |
1614.7 |
45位 |
山形県山形市 |
1597.2 |
46位 |
青森県青森市 |
1553.2 |
47位 |
秋田県秋田市 |
1489.5 |
全国平均 |
平均値 |
1888.6 |
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各都道府県情報|太陽光発電アドバイザー公式情報サイト記事一覧
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