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太陽光発電を石川で導入することはどうなのか?

太陽光発電を石川県で導入することは、一体どうなのでしょうか?

日射量や想定発電量、補助金について、解説していきます。

石川県金沢市での年間日射量は、1299.4kWh/㎡程度、3.56kWh/㎡・日です。

(南向き水平からの角度30で以下の数値です。気象庁資料より)
http://app7.infoc.nedo.go.jp/

石川県は、日本海側の能登半島に位置する北陸の県です。

当然、冬季の降雪量は多く、天候の悪い日が続き、日射量は一年を通して、

比較的に少ない県ということができるでしょう。

しかし、冬季一時的に日射量が少ないとしても大切なことは年間を通してどうなのか、

という点にかかっていますので、ここでしっかりと年間通しての採算性について、

検証したいと思います。

上記の日照量は、全国平均以下ですが、結論からいいますと十分に採算がとれる値ということができます。

以上のことから年間想定発電量を求めてみたいと思います。


年間想定発電量の求め方は、以下の数式にしました。

もちろん、パネル・パワーコンディショナーの性能などによって大きく変動しますが、

ここで想定しているのは、飽くまでも平均的な程度のものとお考えください。


年間想定発電量(kWh/年)=年間日射量×損失係数


※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。




※損失係数については、暫定的に70%とします。
うちわけは、温度上昇による発電ロス15%
パワーコンディショナーによる発電ロス8%
配線、受講面の汚れ等に発電ロス7%

以上のことから石川県金沢市での想定年間発電量は、

1,299.4× 70 % = 909.6 kWh

つまり、1kWの太陽光発電を導入する石川県金沢市では、

おおよそ909.6kWhの発電量を見込むことができ、仮に全量売電すると、

2013年度では34,565円の売電収入になるということです。


地区別の補助金について

石川県では、太陽光発電導入時の補助金については、

以下のように定義されています。
(1) 新築住宅
いしかわ住まいの省エネパスポート制度で5つ星評価を受けた新築住宅に、創エネ設備(太陽光発電)を導入した場合…1kW当たり18,000円(上限100,000円)
(2) 改修住宅
対象工事・設備機器(計17品目)と創エネ設備2~3品目以上を導入した住宅に、創エネ設備(太陽光発電)を導入した場合…1kW当たり18,000円(上限100,000円)

各自治体からの補助金については、下記の表にまとめました。


自治体名

1kW当たりの補助金額/p>

上限金額

加賀市

一軒50,000円

50,000円

鹿島郡中能登町

45,000円

180,000円

金沢市

18,000円※1

100,000円早期終了あり

河北郡内灘町

40,000円

200,000円早期終了あり

河北郡津幡町

20,000円

80,000円

かほく市

40,000円

160,000円

小松市

一軒50,000円

50,000円早期終了あり

珠洲市

70,000円

300,000円

七尾市

50,000円

200,000円

野々市市

一軒50,000円

50,000円

能美郡川北町

50,000円

200,000円

能美市

15,000円

60,000円

羽咋郡志賀町

70,000円※2

280,000円

羽咋郡宝達志水町

25,000円

100,000円早期終了あり

羽咋市

18,000円※3

100,000円

白山市

10,000円

50,000円早期終了あり

鳳珠郡穴水町

25,000円

100,000円

鳳珠郡能登町

50,000円

200,000円

輪島市

70,000円

300,000円


※上記の情報は2013年7月17日調査日現在の情報を元に作成しています。
※各自治体によってさまざまな規定があるので、必ず発注前に業者を通じて確認することをおすすめします。
※地元業者のみ助成対象となっているところもあるのでご注意ください。
※1 1kW当たり18,000円(上限100,000円)
新築住宅でいしかわ住まいの省エネパスポートで5つ星を獲得の場合は、1件当たり150,000円となります。
太陽電池の最大出力2kW以上が補助対象
※2 1kW当たり70,000円×システムの最大出力(4kW)、または補助対象事業費の10分の1のいずれか低い額(上限280,000円)
※3 (1) 新築住宅
いしかわ住まいの省エネパスポート制度で5つ星評価を受けた新築住宅に、創エネ設備(太陽光発電)を導入した場合…1kW当たり18,000円(上限100,000円)
(2) 改修住宅
対象工事・設備機器(計17品目)と創エネ設備2~3品目以上を導入した住宅に、創エネ設備(太陽光発電)を導入した場合…1kW当たり18,000円(上限100,000円)


以上のように自治体によって大きく助成額が異なることがわかります。

石川県の場合、助成額が大きい市町村と少ない市町村の差が激しくなっています。

しっかりと補助金を加味してシミュレーションをして、採算性をしっかりと確認するようにしましょう。

多いところでは、国からの補助金を含めると2割以上も助成となるところもあります。

これらは市町村民が受け取る権利を有することですので、是非利用することをおすすめします。

実際に見積もりとシミュレーションを取得して検討する価値は十分にあるでしょう。

早期終了しているところもありますので、早めに検討されることをおすすめします。

すでに早期終了している市町村もある可能性もあります。

事前に確認されることをおすすめいたします。

補助金については、見積もりとシミュレーション時に販売店が教えてくれます。

また、国からの助成金は別途準備されていますので、ご安心ください。
太陽光発電補助金 25年度|補助金と買い取り単価について解説

以上のことを踏まえた上で、太陽光発電を導入するかどうか検討される方は、

必ず確認すべき3つの事項からゆっくりと検証していかれるか、時間のない方は、

簡易版・必ず確認すべき3ステップで検討されることをおすすめします。

実際に発電量などは、完全に設置場所によって大きく異なってきますので、

きちんとした判断をした上で導入を検討することをおすすめします。

具体的な設置場所の条件を確認することをおすすめいたします。
発電所を所有してる方で、売却したいオーナー様、発電所売却のお手伝いをさせて頂きます。

太陽光の設備認定と電力売電権利をお売り下さい。


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