太陽光発電アドバイザー公式情報サイト

長期運用のために必要な維持費

維持費,pexelsンテナンスをすることにより、10年〜20年、またはそれ以上の期間、太陽光発電をすることができます。結果として、より良い状態を保つことができるなら、2つの益があります。

  • 無駄にお金がかからない
  • 故障とそれに伴う問題回避

誰もが、少ない初期費用で、また適切な維持費だけで、運用したいと考えています。そのためには、発電維持費用をためらわずに払い続けることにより、長期間運用することができます。では、どんなことに維持費がかかるのでしょうか、見てみましょう。


全国の土地付き太陽光発電所をご紹介しています。利回り10%以上の物のみご紹介致します。

太陽光パネル設置工事のお見積もりはこちらまで。

※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。




何にどれくらい費用がかかるか?


維持費といっても、どんなものにお金がかかるのかを知っておくことは大切です。なぜですか?それにより、初年度だけでなく、10〜20年という期間にかかる費用を計算することができます。かかる費用を知ることができれば、自分の手元に残る収益が理解でき、賢く太陽光発電を行っていくことができます。

ここでは、太陽光発電維持のためにかかる費用と大体の料金を「7つの分野」に分けて見ていきましょう。

  1. 定期点検
  2. 部品交換
  3. 機材の補修
  4. 緊急トラブル対処
  5. パワコンの電気代
  6. 清掃
  7. 保証

では、これらを1つずつ細かく見ていきましょう。まず「定期点検」です。

①定期点検


定期点検とは、適切な時に機材の状態をチェックすることを意味します。料金は、発電所の規模やメーカーにより異なります。

  • 定期点検費用→0〜2万円(数年に1回)

「0円」という言葉にびっくりしたかもしれません。なぜ点検費用がかからないことがあるのでしょうか?その理由の1つに、定期点検費用が「業者に払った初期費用」に点検が含まれているからです。すべての点検が含まれているので、定期点検を別途料金として徴収されません。

もし点検費用が、太陽光発電システムの初期費用に含まれていない場合は、お金を払わねばなりません。毎年ではないとはいえ、一度に最大2万円ほどかかるかもしれません。点検は、機材が「壊れているか・壊れていないか」に関わりなく、行われます。

一年に1万円かかるとなると、20年で20万円が点検費用としてかかることになります。ですから、点検費用が「メンテナンス会社に払った初期費用」に「含まれているか・いないか」は、確認すべきことですね。

「定期点検」について、覚えておくべきポイントをまとめてみると、以下のようになります。

  • 定期点検→発電量と機材の状態をチェック
  • 費用→0〜2万円(数年に1回)
  • 初期費用に定期点検代が含まれているか確認

②部品交換


機材はすぐに壊れないとはいえ、故障します。それで、定期的に「交換」が必要です。それほど費用のかからない部品もあれば、交換を躊躇するほどの高額の物もあります。最も費用としてかかるものは、何でしょうか?

それは「パワーコンディショナー」です。ソーラーパネルよりも寿命が短く、消耗する機材です。ソーラーパネルは、寿命20年以上が平均で、耐久性が高いものとして知られています。しかし、パワーコンディショナーは、そのようなものではありません。理由は、何でしょうか?

パワーコンプレッサーは、インバーターを使用するため、常にダメージを受けながら動きます。様々な装置が関係する機材のため、20年も持ちません。パワーコンディショナーは、部品交換の中で1番高いとはいえ、「ある条件」の場合はお金が全くかかりません。どのような時でしょうか?

それは「保証期間内」の場合です。通常「10年保証」を準備しているところが多いです。その期間内に機械が故障したのであれば、お金がかかりません。しかしパワーコンディショナーを含め機材は、いつどうなるかわかりません。

それで、「保証期間をいつにするか」「延長するかどうか」で修繕費用をコントロールすることができます。保証期間を10年ではなく、「20年のプラン」にしておいた方が、安心かもしれません。

もしパワーコンディショナー交換代を「自腹で払う」必要がある場合、どのくらいかかるのでしょうか?ここでは50kwのシステムを例として考えましょう。このシステムの場合、パワーコンディショナーの1つは、5.5kwを使用することでしょう。50kwのためには、それを9つ準備します。

  • パワーコンディショナー1つ→5.5kw
  • 50kwの施設→5.5kwのパワコンを9つ(5.5×9)

では、5.5kwのパワーコンディショナーは、1ついくらするのでしょうか?1台25万円ほどです。もし25万円の場合、これを9つ購入すると、「225万円」となります。機材の値段は、年ごとに変わる可能性がありますので、50kwの発電システムのために、「約220〜250万円」と覚えておくのが良いでしょう。

とはいえ、パワーコンディショナーすべてが同時に壊れる事はないでしょう。一つ一つ交換することが考えられます。それで「1台につき25万円ほど」ということを覚えておきましょう。

「部品交換」に関して、まとめてみると以下のようになります。

  • 保証期間の交換なら費用はかからない
  • 保証期間を通常より延長しておくと安心
  • パワーコンディショナーが最も値段が高い

③機材の修理


パワーコンディショナーを含め様々な機材は、大小の「修繕」が必要になります。いろいろなものに対して修理が必要ですが、ここでは例として「電気メーター」を見てみましょう。メーターの修理には、いくらかかるのでしょうか?

  • 電気メーターの修理代→1〜5万円

値段に幅がありますが、現地で手に入るメーターの値段を知るなら、かかる費用を計算することができます。機材の交換だけでなく修理も「保証期間内」であれば、無料で行ってくれます。この点からもわかるように、システムの保証期間が10年か、それとも20年間で、維持費用が変わってきます。

「保証期間がどれほどか」は慎重に決定すべき点ですね。部品交換も機材の修理も、場合によっては最大、導入当時と同じほどの費用がかかることがあります。故障具合にもよりますが、費用が1万円以上かかる分野である、ということを明記しておきましょう。

④緊急トラブルへの対処


維持費,pexels
発電システムに突然の故障が起きると、メンテナンス会社に出動してもらう必要があります。例えば、どんな状況が考えられますか?自然災害により、ブレーカーが落ちることもあるでしょう。太陽光パネルに石などのダメージを与えるものが当たり、割れるということもあります。

このように、発電に大きな影響を与えるトラブルが発生するかもしれません。緊急トラブルに関して、頻繁には起きないとはいえ、「このようなこともある」と理解しておくのは良いことですね。

かけつけサービスを用意している業者でも、緊急トラブルに関しては、別途料金を請求することでしょう。いくらかかるのでしょうか?

  • 1回のかけつけ→〜数万円

突然のトラブルですので、仕方がないことかもしれません。

⑤パワーコンディショナーの電気代


大きな値段にならないとはいえ、パワーコンディショナーが動き続けるために、「電気代」がかかります。太陽光パネルは、太陽が照っている日中に稼働しますよね、それとは違い、12時間以上稼働し続けるパワーコンディショナー。電気代が多少かかることを覚えておきましょう。費用は、発電システムの規模により、異なります。

⑥掃除


太陽光発電のメンテナンスの1つに、「掃除」があります。掃除をする分野の1つに、「太陽光パネル」があります。多くの場合、ソーラーパネルは、雨や風なのでゴミなどが落ちるように設計されています。それでも、雨で落ちないものもあります。

例えば「鳥のフン」などです。ですから太陽光パネルの洗浄のために、高圧洗浄を利用するかもしれません。この場合「1回約2万円」ということを覚えておきましょう。洗浄の方法はいくつかありますので、汚れを落とすために用意している方法とそれにかかる費用を確認し、決定しましょう。

⑦保証


人間や生物だけでなく、建物などの機材にも「保証」があると安心ですね。いつどうなるかわかりませんので、費用がかかるとしても保証期間が長かったり、対応の範囲が広かったりすると、安定して太陽光発電をすることができます。

自然災害による故障にも対応する保証があります。防ぎようのないトラブルに対しても、特定の保証サービスをお願いするなら、慌てる必要はありません。「保証期間の延長」に関して、この記事内でもいくつか考えることができましたね。

通常保証期間を10年としているところでも、有償で20年にすることができるでしょう。万が一のことを考えて、保証期間とその範囲を広げるのは賢いと言えます。

まとめ


太陽光発電システムを、長期運用するために必要なメンテナンスと費用に関して、見ることができました。「7つの点」を理解できましたね。維持費は、必ずかかります。初期費用だけでなく、定期的にかかるお金ですので、長い期間システムを運用させたいと思っているなら、必ず計算に加えておくべきことです。

運用の初期に「メンテナンスとその維持費」をプラスして考えておくなら、結果として売電量を理解することが容易になります。定期的なメンテナンスは、「義務」となっています。FIT法の改正ゆえに、発電システムを常に良い状態に保たなければなりません。

その法律に違反することを、誰も考えません。システム維持費は安くはありませんが、自分と他の人を守るために必要な費用ですので、支払うことをためらわないようにしましょう。

最後に覚えておきたい点があります。太陽光発電の維持費を安くするために、素人の私たちが自分でメンテナンスをしようと考えるかもしれません。それはやめましょう。危険を伴いますし、機材を壊す可能性があります。メンテナンスは必ず「プロの業者」にお願いしましょう。それがあなたに安心を与え、安定して利益をもたらす秘訣です!

発電所を所有してる方で、売却したいオーナー様、発電所売却のお手伝いをさせて頂きます。

太陽光の設備認定と電力売電権利をお売り下さい。


太陽光のお見積り
太陽光のお問い合わせはフリーダイヤル