売電権利の売却・買取

再生可能エネルギー事業の事業化が、様々な理由で頓挫している場合、買い取り事業者などを通じ、失効前の早めの売却が望まれます。
太陽光の固定買取制度がスタートした当初(2012年頃)は、 高額な設定価格での売電が可能で、産業用では、キロワット40円で約20年間売電することができましたが、価格は年々引き下げられているのが現状です。
そのため、新規参入者は収益が減少している為、パネルや土地を非常に安く購するなどしなければ採算が合わなくなってきています。
それらを踏まえ、既に導認可されている太陽光の土地・権利を売買する動きが高まって来ています。
太陽光発電をしようと設備認定だけ取得したが 計画だけで実際に稼動していない方が多い為現在の稼働率は30%程度に留まっております。
太陽光発電所を作るに当たって、金策が上手くいかない等、何らかの理由で着工できないまま権利を持て余す状態の場合があります。
そのまま所有し続けることも、もちろん可能ですが、持て余したままの太陽光権利を売却する事も可能です。
自分たちにとっての最善の結果についてよく考えた上で、売買という現金化の方法を取る方も少なくありません。
自然をそのまま活用した太陽光発電は環境に優しく電気を発電する仕組みとして注目を集めていますが、様々な理由から、計画を実行に移せない問題を抱えてしまう場合もあります。
そう言った場合に、誰かに買い取って貰い現金化する事が出来れば、滞ったままの計画を進められない状況から、一歩踏み出すことが出来ます。
現金化により生まれた資金を、新たな事業に投資することも可能なわけで、これは、太陽光権利の現金化の大きなメリットと言えるでしょう。
売電価格は、年々、徐々に下がって来ていますので、利益率は数年前より低くなって来ています。
しかし、下がる前の太陽光発電の権利があれば売電価格が下がる前の価格での契約となるため、権利を買い取って太陽光発電所を作ろうと言う需要も高まって来ています。
太陽光発電は、非常電源にも活用でき、クリーンエネルギーとして環境貢献ができるという優れた事業であるとともに余剰電力の売電、遊休土地利用による太陽光発電設備での売電など、固定価格買取制度を利用した新たな収益源となり得ます。
国が定めた制度である再生可能エネルギーの普及促進のための固定価格買取制度は、電力会社に対して、20年間、一定価格での買い取りを義務付けています。
当初の固定価格で、その後の20年間買い取ってもらえるので、その間の安定収入が見込めるため、事業計画に一役買うことが出来ますが、固定価格買取制度の価格は毎年見直しが行われています。
徐々にではありますが、年々下落しているので、これから新規に太陽光事業を始る場合は、現状を把握することが必要です。
※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。
- 簡易版・導入検討3ステップ
- いつ導入するのがベストか?
- 2017年度(平成29年度)における売電価格(買取価格)はいくら?
- 太陽光発電の正しい優良業者の見極め方
- やりがちな最も大きな間違いを避ける方法
- 設置前に必ず確認すべき3つの事項
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売電価格は年々下落の傾向にあるため、かつての高単価な時期に取得した太陽光の権利を購入できれば、より有利な収益源を確保できるので発電所と権利の買い手が存在します。 |

