太陽光発電のメンテナンスに関して知りたい!
ソーラーパネル!これは、耐久年数の長い機材と言われています。事故などによって壊れることもありますが、大抵25〜30年と、長く使うことができます。メンテナンス次第で、もっと長い期間使用できる機材です。
他にも、太陽光発電所には様々なパーツがありますが、それらも簡単なことで壊れるものではありません。では、機材を20〜30年の間、放置したままで良いのでしょうか?もしかしたら、あなたはメンテナンスに関して、以下のようなことを聞いたことがあるかもしれません。
- 発電システムはほとんど故障しない
- 発電効率は何年経ってもほとんど変わらない
実際には、どうなるでしょうか?メンテナンスは、必要ですか?この疑問の答えを、一緒に見てみましょう。
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発電機器のメンテナンスは必要!【理由4選】
太陽光発電は、丈夫にできているとはいえ、機械です。全くメンテナンスをしなくても、長い年月、使えるかもしれません。しかしメンテナンスをすることにより、効率よく発電を続けられます。発電システムの設置方法・使い方・メンテナンス次第で、売電による利益が変わってきます。
とはいえ自分の利益を守るだけでなく、他の理由でも、メンテナンスをしなければなりません!それは、何でしょうか?4つあります。一つずつ見ていきましょう。
機材は経年劣化する【理由.1】
発電機器のメイン部分である「ソーラーパネル」は、精密機械ではありません。2つの大きな部分で成り立っています。
- 金属
- ガラス
名前の通り「精密機械」は、少しの不具合で壊れたり、調子の悪い部分があるだけで、動かなかったりすることがあります。それに比べて、ソーラーパネルはシンプルに作られています。他の機材に比べれば、メンテナンスは少なくてよいかもしれません。しかし、注意が必要です。
全くメンテナンスをしなくても、発電効率は低下しないと考えるのは危険です。
もちろん、汚れなどは自然に取れて、きれいになる場合があります。例えば、「パネル」に関してはどうでしょうか?メンテナンスを全くしなくても、付着した汚れは、ある程度落ちます。それでも、簡単には落ちないものもあります。
- 花粉
- 黄砂
- 鳥の糞
これらが、パネルに残っているなら、当然ながら発電の邪魔をします。こびりついたままの場合、発電量に影響を及ぼすので、早急に除かなければなりません。
太陽光パネルだけでなく、他の機材も壊れます。「パワーコンディショナー」は、どうでしょうか?これは大抵、ソーラーパネルよりも、早く故障します。パワーコンディショナーの耐久年数は、10〜15年と言われていますので、交換が必要になります。経年劣化は、防ぐことができません。
それでも、メンテナンスにより遅らせることが可能です。費用も長い目で見れば、かなり抑えることができます。
野立ての産業用太陽光発電は、住宅用の発電と比べると、当然ながら状況が異なります。その1つとして何がありますか?
- 自宅の近所に発電所がない
遠隔地に設置しているゆえに、実際に現場で何が起きているのかを知るのに、時間差が生じます。ネットやメールで、発電量は毎日見るかもしれません。とはいえ、発電所が近くないため、起きる問題に気づかないことが多いです。これは、心配をもたらす原因となります。
ここまでで、メンテナンスをしないといけない理由の「一つ目」を理解できました。まず機械であるゆえに、少しずつ壊れていくという点です。
機材は、ゴミが付きにくい素材でできているかもしれません。それでも、メンテナンスを定期的にすることにより、経年劣化を遅らせることができます。
法律により義務付けられている【理由.2】
メンテナンスをするかしないかは、「事業主それぞれが決めること」と考えている人は多いです。メンテナンスを「全くしない」という決定をする人も、いることでしょう。しかしそれは、法律違反です。無視してはいけない分野というわけです。
2017年4月の法改正により、必ず定期点検をしなければなりません。発電所の所有者が必ずメンテナンスをする義務を持っています。改正FIT法により、適切な点検とメンテナンスはしなければなりません。
もしメンテナンスをしないと、機材が壊れるだけではありません。
- 売電できない
このような状況にもなりかねません。「電気を買い取ってもらえない」というのは誰も望まないですよね。メンテナンスに関して、以下の考えを抱かないようにしましょう!
- 費用が無駄にかかる
- 面倒なこと
不具合や事故を防ぐ【理由.3】
発電所は名前の通り、電気設備ですので、天候やその他の理由で、発電できないという状況が起こりかねません。また、発電所ですので、人に「危害」を加えてしまう可能性があります。
- 発電できない(利益に影響)
- 住民に危険が及ぶ(人に影響)
このような状況になるかもしれません。メンテナンスを全くしないとなると、「発電効率が下がる・発電しない・事故により怪我人が出る」ということもあります。想像さえしたくないことですね。しかしこれらは、定期的なメンテナンスにより、防げます。故障や事故が起きて、苦い経験をする必要はありません。
不具合をそのままにしておくと、大きな事故につながります。例えば、どのような故障や事故が起きる可能性がありますか?太陽光発電所は、もちろん毎日「日光」を浴びます。発電に太陽光が必須とはいえ、それが機械にダメージを与え続け、劣化を早めます。これにより、故障が生じるのです。
不具合を放置することにより、機材が高温になり、部品ごとをつないでいる半田が外れたり、脱線したりする事故が、少数とはいえ実際に報告されています。発熱が漏電と言う問題を起こし、それが火災へとつながるのです。機材が壊れるだけでなく、近所の人にも迷惑がかかります。
環境により、以下のものが発電所の故障をもたらす可能性があります。
- 落雷
- 積雪
- 潮風
海の側に発電所がある場合、潮風による「サビ」もリスクとなります。
ここまでではっきりとわかったように、発電システムには「掃除・メンテナンス」が絶対に必要です。早期発見により、売電を妨げる問題を避けることができます。発電量キープするだけでなく、事故を防ぐことにもなるので、定期的なメンテナンスが不可欠です。
効率的に発電し続けるために【理由.4】
発電効率を下げる問題に、早期発見したいものですね。例えば「鳥の糞」がパネルに付いたら、どれほどの影響が及ぶのでしょうか?汚れは、数センチといった小さなサイズでしょう。少しなので、「それほど大きな問題にはならない」と思いがちです。しかし、甘く考えてはなりません。
もし鳥の糞だけでなく、落ち葉などで影ができると、発電に強い影響が及びます。どのように悪影響をもたらしますか?まず、「発電の仕組み」を理解する必要があります。
太陽光パネルが、幾つかのパネルが直列でつながれ、一つの場所に集めれて、大きな発電量を生み出します。しかし、もし小さな影でもできると、そのバネル自体が発電しないだけでなく、他のパネルに負荷がかかります。負荷がかかることにより、不要な熱を発するようになり、それが発電量を減らす原因になります。
発電量が減ると、当然ながら利益も減ります。掃除といったメンテナンスを少し怠るだけで、発電に影響を及ぼしますので、必ず定期的なメンテナンスが必要ですね。
まとめ
いかがでしたか?この記事を読む前と後とでは、発電システムのメンテナンスに関する見方が変わったでしょうか?今でも、太陽光発電システムは「メンテナンスが不要」と考えておられますか?そんなことはないでしょう。
定期的なメンテナンスが必要な理由は、何でしたか?
- 経年劣化を遅らせるため
- 法律により義務付けられているため
- システムの不具合や事故を防ぐため
- 発電量のキープのため
発電所の掃除・修理・交換が定期的に必要とはいえ、次のことは必ず守りましょう。
- 素人がメンテナンスすることはしない
専門の人がメンテナンスすることにより、良い状態を保つことができます。あなたが電気の資格を取り、多くの太陽光発電所を設置してきたのであれば、状況は異なります。しかし、多くの人は、資格や経験を持っていないでしょう。
私たちが自分でメンテナスを行って、「使い物にならなくなった」ということにもなりかねません。それで、必ず専門の業者にお願いしましょう。それが、一番安心できる方法です。
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