パワコンが発する電磁波は、確かにリスクがあり、問題かもしれません。
太陽光発電を導入する際に必ず必要になる機器がパワーコンディショナーです。
パワーコンディショナーは、太陽電池で作られた直流の電気を交流に変換する装置で、
パワコン内部の制御装置や交流の電力から、高周波の電磁波を発します。
電磁波の人体に与える影響というのは、実は厳密にはわかっていません。
というのも、電磁波というもの自体の存在がわかってからそんなに歴史がないことと、
実際に、今のように電磁波が日常生活にあふれるようになったことはなかったからです。
日本では、電波防護指針という規則を設けて、
電磁波に対する規制を一定レベルで規制しています。
→参照:総務省HP
ただし、先にもお伝えしたとおり、電磁波の人体への影響については、
さまざまな見解があるため、世界を見れば各国対応が違うのが現実です。
電磁波は、本当に人体に悪影響を及ぼすのか?
電磁波と一言でいっても、実にさまざまなものが世の中には発されています。例えば、IHクッキングヒーターや、電子レンジ、携帯電話やWiFi、壁の中の電線、ドライヤーや髭剃り、
生活に関係するさまざまな電子機器から電磁波は発せられているのです。
私の個人的な考えでは、電磁波は、おそらく人体にとって無害ではないと思います。
ただし、現代社会で、現代的な生活様式を維持するためには、
どうしても、電子機器を利用することは避けて通れません。
そう考えると、電磁波は体に悪いかもしれないからどうにか避けなければならない、
というよりは、上手に電磁波と付き合う必要はあるでしょう。
例えば、IHクッキングヒーターなどは、非常に強い電磁波を発します。
あれだけの熱量を引き起こすくらいの強力な電磁波なので、
より人体への影響は強い可能性もあります。
しかし、もし自宅の調理器具がIHクッキングヒーターで、ガスを導入できないケースなどでは、
上手に付き合っていかなくてはいけません。
たとえば、IHから少し離れて調理したり、電磁波を和らげるエプロンをしたりです。
さらに、携帯電話についても、胸ポケットに入れずかばんに入れるとか、
髭剃りは出来るだけ昔ながらのかみそりを使うとか、ドライヤーも少し話して使うなどしてもよいでしょう。
実際に、電磁波が本当に人体に悪影響を及ぼすかはわかりません。
少なくとも、現状法令で認められる限りにおいては、
すぐには影響を及ぼすことが確認されているわけではないことなので、
「もしかしたら、悪影響を及ぼすかもしれない」というくらいで考えておくとよいでしょう。
※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。
パワーコンディショナーは屋外設置型を選ぶ
そういう背景から考えると、パワーコンディショナーが発する電磁波についても、避けれるものであれば、避けたほうがよいといえるでしょう。
例えば、屋外設置型のパワーコンディショナーにするとか、屋内であっても、
普段常に誰かがいるリビングや寝室などの部屋は避けて、廊下に設置するなど、
少しでも避けることはできるようになるでしょう。
実際にパワーコンディショナーが発する電磁波は、そんなに遠くにまでは飛びません。
壁を隔てた場所におけば問題ないレベルです。
そういう背景から、設置場所をしっかりと考えさえすれば、特に大きな問題はないといえるでしょう。
むしろ、スマホやIH、無線ランなどのほうが影響は深刻ではないでしょうか?
それでも電磁波が気になる方は・・・
どうしても電磁波が人体に与える影響が気になる方は、太陽光発電を導入することは、避けることにしましょう。
少なくともパワーコンディショナーは電磁波を発することがわかっています。
何も、どうしても避けたい電磁波を発するものを購入する必要はありません。
太陽光発電が提供するメリットに対して、
太陽光発電が提供するデメリットを総合的に判断して、
メリットが大きいと思う場合のみ、導入すればよいだけの話です。
実際に、設置場所によっては太陽光発電がメリットになるとは限らないことも事実です。
→太陽光発電で費用対効果を最大化する方法参照ください。
太陽光発電が提供するデメリットがどうしても気になる方は、導入するのを断念しましょう。
ただし、こと電磁波については、至るところから発しているので、
どうやって日常生活から電磁波を追い出すかを考えることが必要にはなるでしょう。
太陽光の設備認定と電力売電権利をお売り下さい。
デメリット7・電磁波のリスク|太陽光発電アドバイザー公式情報サイト関連ページ
- デメリット1・比較的高額な初期投資
- 太陽光発電を設置することの10つのデメリットのうちの1番目比較的高額な初期投資が必要であるという点についてお伝えしています。
- デメリット2・天候に左右されるため発電量が不安定であること
- 太陽光発電を設置することのデメリット・発電量が天候に左右されるなど不安定な点について説明しています。
- デメリット3・絶対的な発電効率が悪いということ
- 太陽光発電を設置することのデメリット・絶対的な発電効率が悪いということについて解説していきます。他の発電方法に比べたら発電効率はまだまだ悪いのが実情です。
- デメリット4・定期的なメンテナンスが必要になりコストと手間がかかる
- 太陽光発電は機械設備のため、メンテナンスをしなければ発電効率が低下したり、最悪の場合故障してしまうこともあります。最低でもメーカー保証が10年はあるので、大丈夫ですが修理や交換に伴う機会ロスをなくすためにもメンテナンスは不可欠となります。これは大きなデメリットの一つといえるかもしれません。
- デメリット5・太陽光電池を設置する際の面積の問題
- 太陽光発電のデメリットとしてあげられるものとして、太陽光発電を設置する際に、一定以上の面積が必要になるということがあげられます。10kW以上だとさらにその条件は厳しいものとなってきます。ここでは、設置場所の面積の問題について解説したいと思います。
- デメリット6・今あるお金が減る未来への投資であること
- 太陽光発電は、今あるお金を投資して、将来のリターンを得るという側面を持っています。結果、今使えるお金は減ってしまうというデメリットがあるのです。ここでは、必要となる初期投資の考え方をまとめています。
- デメリット8・出力抑制による売電量の減少
- 太陽光発電のデメリットの8番目は、パワーコンディショナーの出力抑制・電圧抑制機能により、売電量が減少する可能性があることです。あまり聞きなれない言葉ですが、リスクとして大いにありうることですので、しっかりと抑えて頂けたらと思います。
- デメリット9・パネル製造時の環境負荷
- 太陽光発電を設置することのデメリット・一般的にパネル製造時の環境負荷について説明しています。確かに稼働することで、温室効果ガスの排出低減に寄与しますが、パネル製造時、廃棄時に大きな負担を強いることになります。