太陽光発電は、メンテナンスフリーではありません。
太陽光発電はメンテナンスフリーです!
一度設置してしまったら、何もすることはありません。
ただひたすら日光が照射される限り電気を発電し続けます。
一度設置してしまったら、何もすることはありません。
ただひたすら日光が照射される限り電気を発電し続けます。
ほんの数年前まで、訪問販売中心にこのようなうたい文句で太陽光発電は紹介されていました。
ところが、本当はメンテナンスフリーどころか、
太陽光発電はしっかりとメンテナンスをして、長持ちさせたほうがよりメリットが大きくなる商品なのです。
実際、太陽光発電所ネットワークの調べによると実に30%の確率で、
太陽光発電システムのいずれかの箇所に不具合が生じていることがわかります。
また、不具合が起こる場所のトップはパワーコンディショナーです。
出典:太陽光発電所ネットワーク会見資料より
※※年度内導入を検討の方へ※※
2016年度(平成28年度)買取価格の適用を受けての太陽光発電導入は、すでに受付を終了しました。今後検討される方については、2017年度以降の固定価格買取制度が適用となります。どう検討していけばよいか、下記ページをご覧頂けるとスムースですので、ご参照ください。
太陽光発電システムも機械です。
パネルはシリコンがメイン素材として簡単な構成で作られていますが、長く電気を発電しつづけるためには、
きちんと発電量をチェックして異常がないか観察し、問題が起こったら適切な対応をする必要もありますし、
そもそも4年に一度程度はメンテナンスして未然に問題が起こらないように対応することが大切です。
当然、メーカー保証が最低でも10年はつくので、トラブルが起こっても設置後10年以内であれば、
無償で修理交換してもらえるケースがほとんどですが、修理や交換している間はどうしても機会損失が生じるため、
できるだけトラブルは避けることがよいと思います。
ちなみにあえて太陽光発電のデメリットの4番目として、メンテナンスの必要性を記載しましたが、実はそんなに手間なことではありません。
販売店によっては、無償で10年、20年と点検してくれるところもあるくらいです。
また、逆に自分でメンテナンスするといっても屋根に登るのは非常に危険になるため、基本的には販売店にお願いすることになり、導入前に定期点検とメンテナンスについてのサポート体制を聞いておくことが大切になります。
もちろん、自身で対応することも可能ですが、屋上でのパネルの目視等、高所での作業も必要になることから、
危険を伴うことなので、専門家の力を借りてメンテナンスをすることがベストと言えるでしょう。
基本的にすべきことは、以下の点です。
太陽光パネルの清掃
汚れが付着していると発電量が落ち、故障の原因となる。
基本的には、汚れにくく万が一汚れても雨などでキレイになりやすいように設計されていますが、例えば鳥の糞などが付着して乾き、
洗浄しないと取れないということもあります。
発電量を観察して、効率が落ちていないか確認
もし、発電量が低下しているようだと何かしらの問題が生じている可能性があります。
その場合は、いち早く対応することが、被害を最小限にするために大切になるので、マメに観察することをおすすめします。
太陽光発電は、実際に故障しにくいシステムではありますが、それでも屋外に設置するものですのでトラブルが起こることも十分想定されます。
よりよい太陽光発電ライフを送るためにも、メンテナンスはしっかりと実施することをおすすめ致します。
参考:太陽光発電システム保守点検ガイドライン
10kW以上50kW未満の太陽光発電では、保守点検のガイドラインが定められています。50kWを越す場合は、自家用電気工作物となり法定点検が定められていますが、
それ未満の一般用電気工作物は、点検等の法的義務がないため、一般社団法人太陽光発電協会がまとめたもので、
10kW以上の産業用太陽光発電で、50kW未満の法定点検が必要ない場合に推奨したものです。
これは、義務ではないのですが、よりよい太陽光発電ライフのために推奨されるものです。
10kW以上の規模になると事業用としてみなされるため、事業責任を全うするという意味で、
太陽光発電協会がガイドラインを定めていますが、一般家庭においても参考にすることはできると思います。
この中で、日常点検を月に一度、定期点検は4年に一度行うことを推奨しています。
日常点検としては主に外観に以上がないかを目視で確認する程度になっています。
家庭用の場合は、発電量をチェックする程度でよいでしょう。
4年に一度の定期点検項目は、以下の通りです。
- 太陽光モジュールの目視点検
- 接続箱の内外の目視点検
- 接続箱の電圧等を測定して異常がないかをチェックする
- パワーコンディショナーの目視点検
- パワーコンディショナーの電圧等を測定して異常がないかのチェックをする
- 運転スイッチのON/OFFテスト
- 自立運転モードの確認
- 表示部分の動作確認
- 発電量の確認・メーターチェック
業者に依頼してチェックしてもらうようにしましょう。
異常がなければ、そんなに時間のかかくるものではありません。
このように、太陽光発電は販売業者と密に関わることで、長期的に運用されていくものなのです。
また、配線不良等、初期工事の不良によるトラブルも少なくありません。
これは、完全に販売店と工事施工会社の技術や経験不足等、施工責任になります。
そのため、十分な技術を持った販売店を選ぶ必要が出てくるわけです。
太陽光の設備認定と電力売電権利をお売り下さい。
デメリット4・定期的なメンテナンスが必要になりコストと手間がかかる|太陽光発電アドバイザー公式情報サイト関連ページ
- デメリット1・比較的高額な初期投資
- 太陽光発電を設置することの10つのデメリットのうちの1番目比較的高額な初期投資が必要であるという点についてお伝えしています。
- デメリット2・天候に左右されるため発電量が不安定であること
- 太陽光発電を設置することのデメリット・発電量が天候に左右されるなど不安定な点について説明しています。
- デメリット3・絶対的な発電効率が悪いということ
- 太陽光発電を設置することのデメリット・絶対的な発電効率が悪いということについて解説していきます。他の発電方法に比べたら発電効率はまだまだ悪いのが実情です。
- デメリット5・太陽光電池を設置する際の面積の問題
- 太陽光発電のデメリットとしてあげられるものとして、太陽光発電を設置する際に、一定以上の面積が必要になるということがあげられます。10kW以上だとさらにその条件は厳しいものとなってきます。ここでは、設置場所の面積の問題について解説したいと思います。
- デメリット6・今あるお金が減る未来への投資であること
- 太陽光発電は、今あるお金を投資して、将来のリターンを得るという側面を持っています。結果、今使えるお金は減ってしまうというデメリットがあるのです。ここでは、必要となる初期投資の考え方をまとめています。
- デメリット7・電磁波のリスク
- 太陽光発電を導入する際に、必ず導入する機器の一つパワーコンディショナーは電磁波を発します。電磁波が人体に与える影響は、根本的にはまだわかっていな部分があるので、ひとつのデメリットと捉えて対策することが必要です。
- デメリット8・出力抑制による売電量の減少
- 太陽光発電のデメリットの8番目は、パワーコンディショナーの出力抑制・電圧抑制機能により、売電量が減少する可能性があることです。あまり聞きなれない言葉ですが、リスクとして大いにありうることですので、しっかりと抑えて頂けたらと思います。
- デメリット9・パネル製造時の環境負荷
- 太陽光発電を設置することのデメリット・一般的にパネル製造時の環境負荷について説明しています。確かに稼働することで、温室効果ガスの排出低減に寄与しますが、パネル製造時、廃棄時に大きな負担を強いることになります。