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急速に増える太陽光発電販売業者倒産の数

太陽光発電関連業者の倒産データ

出典:環境ビジネスオンライン記事より

陽光発電関連業者の倒産が増えています。私が当サイト内で何度も警鐘をならしていた通り、ついに太陽光発電業界は、バブルがはじけて淘汰の時代に突入したことを示しています。


東京商工リサーチによると、太陽光発電関連業者の倒産件数が、前年比10%以上伸びており、倒産原因が「容易な事業計画」と「過小資本」にあるとしています。さらに「事業上の失敗」と「運転資金の欠乏」と原因は続きます。


これらは、太陽光発電業界が想定よりも販売数が伸びていないことと、販売数に対して販売業者が過剰になっていること、競争の激化が起こっていることを示しています。


2012年の固定価格買取制度の施行以来、うなぎ登りで市場が拡販していき、おいしい思いをした太陽光発電販売業者が多数あっただけに、安易に参入してきた会社を中心に倒産している模様です(無計画な進出、業容拡大、規模の拡大が市場に縮小についていけなかったり、利益の縮小が事業を圧迫したりしているのです)。うちわけを見ると数百億円レベルの売上げをあげていた販売業者の倒産も報告されており、価格競争が非常に厳しい情勢にあることがうかがわれます。(逆にいうと、今は底値に近いということでもあります。)


私は、ことあるごとに太陽光発電業者が今後淘汰されていくことを記事の中で書いてきました。そしてそれは、太陽光発電を導入するあなたにとって他人事ではなく、非常に重篤な影響を与えかねないことを伝えてきました。


ここでは、太陽光発電の販売業者が倒産した場合に、どういう問題が発生するのかということと、そのリスクに今後どう対処していくかについて紹介していきたいと思います。


太陽光発電販売会社が倒産するとどうなる

太陽光発電業者が倒産すると一体どうなるのでしょうか。あなたには、どんな影響があるのでしょうか。


太陽光発電関連業者と一言で言っても、メーカーなのか販売店なのかで、その影響は大きく異なります。


メーカーが倒産する場合は、10年間~25年間の発電保証などをしている大元がなくなるので、保証が受けられなくなります。つまり、保証期間であってパネルが故障した際に、無償で直したり交換したり、してもらえなくなるということです。


非常に厳しく損失が甚大になります。


もちろん、パネルが故障さえしなければ、特に問題ないですが、「保証」というのは、万が一の時の安心なので、なくなるのは大きな痛手でしょう。


なので、私はつぶれない太陽光発電メーカーをオススメしてきました。つぶれない太陽光発電メーカーで私がオススメしているのは、太陽光発電の専業メーカーではなく、事業を複数やっている大手のメーカーです。具体的に言うと、ソーラーフロンティアとパナソニックです。


ソーラーフロンティアは、太陽光発電専業ですが、昭和シェル石油の子会社なので、まず向こう20年間つぶれることはないでしょう。パナソニックは、いわずと知れた日本を代表する一大企業です。もちろん、三菱や京セラも該当しますが、製品の中身も勘案してこの2社をオススメしています。詳しくは、次の記事をご参照ください。


どうして、太陽光発電専業メーカーを避けたほうがよいかというと、過去2度も、世界No1の太陽光発電メーカーがつぶれたのを知っているからです。(ドイツのQセルズと中国のサンテックパワー社です)


太陽光発電専業だと単一事業なので、その業界がどうにかなった時に、倒産を避けることが難しくなります。特に再生可能エネルギーの分野は、太陽光発電業界内だけの競争にとどまりませんし、業界自体が非常に歴史の浅い業界になっており、売上げが急速に伸びることもあれば、逆に同じ速度で売上げが減ることもあるからです。


複合事業を営んでいる企業であれば、万が一太陽光発電事業が躓いても他の事業で補填することができます。なので、私は、複合事業を営んでいるメーカーをオススメしているのです。(といっても、一番オススメのパネルを製造しているメーカーが、該当しているので、基本的に上記2社をオススメしていますが)


販売店が倒産したどうなる?

太陽光発電関連業者のうち、メーカーについては上記のようにソーラーフロンティアかパナソニックを選べば、まぁ基本的には保証期間内は大丈夫ではないかと思います。しかし、それよりも難しいのは、販売店選びです。


販売店は、メーカーに比べると、小さな会社で専業の会社が多いです。特に、インターネットで見積もりを依頼して安く導入できる業者の多くが太陽光発電の専門業者です。しかも、そんなに業歴があるとも限りません。


販売店が倒産して発生する問題点としては、工事内容についての保証がなくなることと、メンテナンスをしてもらいにくくなるということです。太陽光発電を導入すると、メンテナンスも同時にサービスとしてついていることがあるのですが、これが販売店が倒産すると受けられなくなります。


また、工事に何かしらの問題があり、トラブルが発生した際に、販売店が倒産してしまうと、無償で直してもらうことができなくなります。つまり、余分な費用がかかってしまうことになります。


私は、太陽光発電選びは、販売店選びだとまで考えているくらい、販売店選びは重要だと思っています。なので、倒産しない優良な業者を選定しないといけないのですが、「倒産しない販売店」を見極めるのは極めて困難です。


というのも、基本的に会社といのは、10年で8割が倒産して、10年生き残った会社のうち8割がその次の10年で倒産、30年生き残る業者といのは、極めて少ないのが現状だからです。


ただし、ビジネスには原理原則があります。商売の原理原則をしっかりと追求している会社は、財務体質もよく倒産しにくいですが、原理原則を外れた業者は、倒産しやすくなります。なので、シミュレーションや見積もり内容はもちろんですが、業者の企業姿勢も必ず見極めるようにしてください。つまり、原理原則に則した業者なのかどうかとううことです。


原理原則に則した業者というのは、次のような特徴を持っているので、業者選定の際のひとつの基準に入れてみてください。


  1. 顧客志向を持っている
  2. 誠実で嘘や誇張がない
  3. できないことはできないと言う
  4. 従業員が約束を守る
  5. 離職率が低い
  6. 工事をもっとも大切にしている

これらの特徴を満たせば絶対に倒産しないとはいえませんが、倒産する確率は格段に低くなります。倒産しない太陽光発電業者を見極めるのは極めて難しいですが、リスクを最低限に抑えるという意味で、活用して頂けたらと思います。※最悪、販売会社が倒産した時にはどうするかを、販売店に確認しておくことが重要です。万が一の対応に、納得してから導入することをオススメします。


また、基本的には以下のページで優良な販売業者に見極め方を紹介しているので参照してください。
太陽光発電の正しい優良業者の見極め方

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