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防草方法5選

雑草。Pixabay初に、発電を妨げる「雑草」を取り除いたり、防いだりする方法について見てみましょう。

  • 草刈り
  • 除草剤
  • 砂利
  • コンクリート舗装

最も安い方法は、ご想像の通り「草刈り」です。しかし、これは年に3回は、最低でもしなければなりません。また誰かに仕事をお願いする場合には、人件費もかかってしまいますね。

「除草剤」は名前の通り、薬を使った方法です。コストの安い草刈りより、手軽に始められるのが特徴です。除草剤を使う場合、最も効果のある時期に、年に2回行うことを勧められています。とはいえ、薬ですので、人によっては使いたくない人がいることでしょう。

「砂利」も防草のために使われる方法の1つです。これには、良い面がありながらも、デメリットもあります。時が経つごとに砂利が地面に埋まりだし、雑草が生えてくるという可能性があります。

「コンクリート舗装」についてはどうでしょうか?この方法は、長い期間効果があり、手入れを楽に行えます。しかし、ネックな点があります。防草方法の中で最も初期費用がかかる方法の1つだからです。

初期費用がたくさんかかるので、雑草を取り除くにあたり、コンクリート舗装の選択に関して、慎重になりがちです。また、もしコンクリート舗装をした後でも、雑草が出てくる場合があります。その時は、雑草の撤去と、舗装し直さなければなりません。これらも、デメリットと言えます。

これらの方法を考えてみると、「もっといい方法はないの?」と思われたかもしれません。

雑草を除去し、太陽光発電を成功させるにあたり、オススメの方法は「防草シート」です。コンクリート舗装よりも費用を抑えることができ、しかも長期にわたって効果を発揮してくれる防草シート。初期投資が必要とはいえ、雑草を防ぐために、最も使いたい方法の1つです。

次の部分では、防草シートに関して理解しておきたいこと、注意したいことに目を向けてみましょう。それは、何でしょうか?

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防草シートの選び方

シートを選ぶにあたって、2つの点は確実に理解しておきましょう。もちろん、価格も考慮すべきですが、以下の2つを無視してはなりません。いろいろなメーカーが、防草シートを販売しています。それらを比較考慮しながら、選びたいものです。

①耐久性

毎日、日光にさらされる防草シート。シートは丈夫にできている必要があります。またシートは土に触れ続けます。それで、土に含まれる「酸やアルカリ」に触れ続けても、比較的長い期間にわたり防草効果を発揮していることが求められます。可能なら20年以上持つものがいいですね。

耐久性に関して、日光、そして酸とアルカリだけでなく、雑草そのものに対する耐久性も求められます。雑草によっては、どんなに硬く丈夫なものが上にあっても、それを貫通するほど強力なものがあります。例えば、「スギナ・セイタカアワダチソウ」です。これらの雑草をも防げる、耐久性のあるシートがいいですね。

②透水性

とりわけ、梅雨時期に効果を発揮します。シートによっては目詰まりを起こし、水がシートを通らず、残ってしまうかもしれません。シートの上に水たまりが起きることにより、いろいろな弊害が起きます。ですから、透水性が長く続くシートがオススメです。

次に防草シートに関して、多くの人の質問について考えてみましょう。

防草シートについてのQ&A

逆光と空。PAKUTASO

①防草シートは発電効率を下げる?

このように感じる人がいるかもしれません。

「防草シートによって、太陽光発電を妨げてしまうの?」

実際には、どうなのでしょうか?温度上昇を引き起こし、発電の妨げになるのでしょうか?実際のところ、防草シートが温度上昇の主な原因となることはない、と言えます。地面の温度は、地面からの放射が影響します。

もし気になるのであれば、メーカーに「シートが太陽光をどれほど反射するのか」尋ねましょう。実際のところ、シートよりも「雑草」が発電効率を下げます。それを防ぐために、防草シートを地面に敷きます。

温度上昇を防ぐには、パネル裏側を風通しの良い状況にすることをオススメします。

②防草シートのメリットは?

先に少し考えましたが、防草として、草刈りをしたり除草剤を使ったりする方法があります。その中でも、防草シートを使うのはなぜでしょうか?

「除草剤をまく」という方法は、私たちにとっては楽かもしれません。肉体労働とはならないからです。しかし薬剤は、永久に効果を発揮してくれるわけではありません。定期的にまく必要があります。また土地が広ければ広いほど、薬剤をまくわけですから、環境的にも人体に与える影響に関しても良くないでしょう。

「防草シート」に関しては、どんなことを理解しておくべきですか?シートは化学繊維でできています。それで、効果は永久ではありません。他の方法より長期にわたり、効果を発揮してくれるとはいえ、紫外線で確実に劣化します。

防草シートのデメリットをカバーする、オススメの方法があります。

  • 防草シートと砂利敷きの同時使用

費用はかかるのですが、効果は持続します。防草シートの上に砂利を敷くことにより、どのような益があるでしょうか?シートを砂利で抑えることにより、表面積が広くなります。それにより表面温度を下げるというメリットをもたらします。これが太陽光発電の効率を上げる助けをします。もちろん、雑草を長い期間、防いでくれます。

注意しておくべきこともあります。防草シート+砂利敷きは、傾斜地では利用できません。覚えておきましょう。

防草に砂利を

砂利に関して、「オススメのサイズ・敷く砂利の厚さ」もご紹介します。

「単粒5号砕石」がオススメです。これは、砂利の大きさがほぼ同じで、とてもきれいです。逆に「再生砂利」はオススメできません!なぜなら、再生砂利には、砂や土が入っている場合があります。これにより保水を促したり、飛来した種子が発芽したりする可能性があります。ですから、砂利のサイズを理解しておきましょう。

砂利を敷く量ですが、「5センチほど」が良いでしょう。もし5センチよりも高く砂利を敷いてしまうと、どうなってしまうでしょうか?なんと、雑草が発芽しやすくなるというデメリットが生じます。それで砂利を、適度な厚さまで敷きましょう。

防草シートの色は何色がいい?

防草シートは、メーカーによって多少色が異なります。実際、シートの色が「明るい・暗い」で、太陽光発電に影響を及ぼすのでしょうか?結論から言うと、色はあまり関係がありません。シートの色が、温度上昇にあまり影響を与えないからです。

CIS太陽電池は、温度上昇による効率変化が少ないです。それでシートの色が明るくても暗くても、また温度上昇があったとしても、発電効率にあまり影響を及ぼしません。温度上昇を抑えるには、パネルの周りに風がしっかりと通るようにするのが、1番良いでしょう。

防草シートの価格

太陽光発電を効率よく行ないたいですね。とはいえ、防草シート購入と設置に、たくさんお金がかかってしまうのは、困ります。実際のところ、大体どのくらいかかるのでしょうか?雑草を防ぐ、他の方法と比べながら見てみましょう。

600坪の土地で、太陽光発電をしているとします。いくつかの方法を使った場合、大体いくらかかるのでしょうか?


  • 草刈り → 約60万円(年間)
  • 除草剤 → 約12万円(年間)
  • 砂利 → 約300万円
  • コンクリート → 約400万円
  • 防草シート → 約300万円

値段にかなりの差があります。安いとはいえ、除草剤はあまり使いたくないというのが本音ですね。草刈りは、60万円とコストが安いのですが、毎年お金がかかってしまいます。5年で300万円かかってしまうので、むしろ効果の高い「防草シート」を使えば、手入れも簡単ですし、効果は絶大です。

まとめ


この記事で分かったことをまとめてみましょう。防草シートについてわかりましたね。

  • コスト面でも効果面でも防草シートがオススメ
  • 防草シートを使っても、発電効率は下がらない
  • 防草シートと砂利のダブル使用(資金が許すなら)
  • 防草シートにかかる費用 600坪の場合は300万円ほど

太陽光発電を効率よく行っていきたいものです。そのために、防草シートは良いアイテムです。シートの耐久性や透水性をチェックしながら、効果の高い防草シートを利用しましょう。

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